昨晩、朝霞地区の若手の皆さんで構成され、朝霞市・志木市・新座市・和光市周辺の地元地域を安心できる豊かな街にしていくため、自分達(主に地場の経営者)が何をすべきかどう行動するべきか勉強し行動に移す「武蔵政経塾」に講師として呼ばれ、お話をさせていただきました。


鈴木正人!埼玉県議会議員 すーさんのブログ

武蔵政経塾の一年間の座学のテーマは、「日本が他国に誇れる点」ということで主に中核的な塾生の発表に加え議論をするとの事で私が第三回目の講師に選ばれた次第です。

今回依頼された講演の内容は



・現在の政局がどう我々の仕事や生活に関わって来るか

・今後、我々の仕事や生活がどう変化して行きそうか

・なぜ歴史観や国家観が必要なのか



の三点でした。


政局に関しては3党合意によって、消費税増税法案の成立が残念ながら決定的となってしまった事や仮に小沢グループが造反しても、3党の数の力で簡単に蹴散らされる状況となった現状をお話をさせていただきました。

私は、震災で弱り長引くデフレで不況が続く中で、増税を決めるというのは問題であるとの立場でお話をさせていただき、当然皆さんの仕事や生活にはまともに影響が及ぶ事も説明いたしました。

まず、消費税が増えれば当たり前ですが、可処分所得が減ります。
ある民間シンクタンクの試算によると、
年収500万~550万円の標準世帯の場合、年間11万9300円の負担増になり、年収650万~700万円は13万7900円の負担増。年収750万~800万円では、15万4400円の負担増であるので、その分所得は減ります。

消費税だけで年間に20万円も30万円も消えていくことになりますので、その分消費は冷え込み不景気になって、武蔵政治塾に来ていただいている中小企業の皆様もモロに打撃を受け、消費税10%になったら、10万~20万社が倒産の危機に直面する恐れがある事も説明させていただきました。

そして、何よりもデフレ不況を放置したまま消費税を増税しても、そもそも税収が上がらないという過去のデータも示し、財政再建や社会保障改革にもつながらない現実もお伝えしました。


鈴木正人!埼玉県議会議員 すーさんのブログ

少なくとも、仮に消費税増税が決定してしまったとしても、その前にデフレ対策を国がやらなければ、経済はさらに縮小し大変な事態になる可能性が高いので、有権者として厳しい目で景気対策をしっかりやってくれる政治家を選ばないと、自分達の生活にもろに跳ね返って来ますよという話もいたしました。


最後に大好きな分野である「
なぜ歴史観や国家観が必要なのか」についてお話させていただきました。

我が国が敗戦以降、GHQの占領政策によって、昭和20年(1945年)9月中旬以降、占領軍による検閲で言論の自由、特に占領軍に対する批判は禁止され、ラジオ番組「真相はかうだ」や学校教育によって、徹底的に先の大戦は自分達が悪かったのだという贖罪意識を持つように洗脳され、主権を回復した昭和27年(1952年)4月28日以降、今現在も教科書や主要マスコミ報道を通じて、その洗脳政策がつづいている現実をお話しました。

そして、教科書やマスコミ報道では伝えられない、世界が日本を本当はどうみているのかについて、

イギリスの歴史学者アーノルド・Jトインビー氏やマレーシアの元上院議員ラジャー・ダト・ノン チック氏の日本に対する見方をご紹介させていただきました。


鈴木正人!埼玉県議会議員 すーさんのブログ

アーノルド・J・トインビー(イギリスの歴史学者)

▼第二次大戦において、日本人は日本のためというよりも、むしろ戦争によって利益を得た国々のために、偉大なる歴史を残したと言わねばならない。 その国々とは、日本の掲げた短命な理想であった大東亜共栄圏に含まれていた国々である。
日本人が歴史上に残した業績の意義は、西洋人以外の人類の面前において、アジアとアフリカを支配してきた西洋人が、過去二百年の間に考えられていたような、不敗の半神でないことを明らかに示した点にある。


(マレーシア)ラジャー・ダト・ノン チック元上院議員(戦時中16歳)

▼私達は、マレー半島を進撃してゆく日本軍に歓呼の声を上げました。

敗れて逃げてゆくイギリス 軍を見た時に、今まで感じたことのない興奮を覚えました。

日本軍は永い間アジア各国を植民地として支配していた、

西欧の勢力を追い払い、とても白人には勝てないとあきらめていた、

アジアの民族に、驚異の感動と自信を与えてくれました。




こうした事実を伝える事で、我々は教科書や授業で習った自虐史観から脱却し、我が日本は決して悪い国では無く、むしろ世界に誇れる国だということを多くの一般の方々に知っていただきたい思いで訴えさせていただきました。


日本が悪い国であれば、都合の良いのは日本のまわりの近隣諸国や同盟国があり、日本人が先の大戦による贖罪意識がある限り、我々は真の自主独立が出来ず、勤勉な国民が汗水たらして働いたお金をODAやスワップ協定、思いやり予算などで「カツアゲ」され続けるので、しっかりとした国家観や歴史観を持つ必要があるとお話させていただきました。



鈴木正人!埼玉県議会議員 すーさんのブログ

最後に参加した皆さま方から、質問や感想をいただきました。
デフレ不況下の消費税増税は、問題であるという認識は皆さん共通して持っていただいていたようであります。

また、国家観や歴史観に関しては、やはり、素直に歴史の授業を聞いていくと自虐史観になるか、歴史の授業が面白くないので、そもそも自国の歴史には興味を持たなくなるようであります。


最後に、私のようなもののお話を聞いてくださる事をきっかけに、是非自国の歴史、自国の誇りについて興味を持っていただいて、常に自信と誇りを持って仕事に地域活動に取り組んでいただければありがたいという事で締めさせていただきました。

武蔵政経塾は立ち上がったばかりでありますが、来ているメンバーの皆さんはとても真剣にお話しを聞いてくださり、貪欲に色々な勉強をしようとしているのでとっても充実した会合となりました。
真剣に聞いてくださった皆様に心より感謝いたします。

私も武蔵政治塾の一員として、今後はメンバーの皆さまと共に、切磋琢磨させていただきながら勉強もしっかりさせていただきたいと思います。