シューゲイズのレジェンド、
Slowdiveの通算5枚目となるニューアルバム
「everything is alive」が一昨日、Dead Oceansからリリースされました。
2016年の再結成後、22年ぶりにドロップされ
批評家やファンから大絶賛された素晴らしき前作
「Slowdive」から6年。
先行で発表されたシングルやバンド関係者の発言からも、
大体予想していたサウンドに仕上がっていたのですが、
確かに派手さはなく、ロックアルバムという感じではないにせよ、
想像以上にクオリティの高い、
Slowdiveらしさをきっちりと維持しながらも、
新たな方向性と進化を如実に感じさせる傑作。
十八番のシューゲイズなギターサウンドと
ドリームポップの甘いメロディを基軸に
どこかアンビエントな芳香を放つ、
インテレクチュアルで深淵な、ムーディーな
SF映画のサウンドトラックのような印象を受けました。
特に「chained in a cloud」が顕著。
当然捨て曲は、なし。
アルバム通して聞くと、コンセプトアルバムのようにも感じられます。
サウンドの多様性と拡がりには感服です。
「みんな、生きている」というタイトルが表す通り
希望に満ちたロックが優しく、痛快に木霊する。