テルライド(アメリカ)、ヴェネチア(イタリア)、
そしてトロント(カナダ)という
秋の三大メジャー国際映画祭が閉幕し、
トロントの観客賞はスティーヴン・スピルバーグの
半自伝的なドラマ『The Fabelmans』が受賞しました。
各映画祭の受賞結果や海外メディア、観客の反応から、
来年のアカデミー賞の作品賞候補作品が見えてきたのですが、
リストアップするとこんな感じです。
一部、まだお披露目になっていない作品も含みます。
The Fabelmans (監督:スティーヴン・スピルバーグ)
Women Talking(監督:サラ・ポーリー)
The Banshees of Inisherin(監督:マーティン・マクドナー)
Babylon(監督:ダミアン・チャゼル)
Empire of Light(監督:サム・メンデス)
TAR(監督:トッド・フィールド)
The Whale(監督:ダーレン・アロノフスキー)
Decision to Leave(監督:パク・チャヌク)
The Son(監督:フロリアン・ゼラー)
Triangle of Sadness (監督:リューベン・オストルンド)
Everyhing Everywhere All at Once(監督:ダニエルズ)
他にも、『エルヴィス』や『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、
『ナイヴズ・アウト:グラスオニオン』
などが加わるかもです。
俳優部門で注目なのが主演男優賞。
北米で年末に公開となる『ベイビー・ブローカー』の
ソン・ガンホがノミネートに入る可能性がありそうです。
5月のカンヌ国際映画祭ですでに最優秀男優賞を受賞。
アメリカの配給は『パラサイト 半地下の家族』で
オスカーを席巻したNEONですから。
僕が一番楽しみにしているのが、
サラ・ポーリーの新作『Women Talking』。
これまで監督した3作すべてが傑作という
類稀な才能を持ったフィルメイカーですから、
今作も、題材的にも豪華キャストからも
期待を裏切らない作品に仕上がっているはずです。