夏だ! ビールだ! ホラーまつりだ!
花火大会はいいから夏の無料野外ライヴが日本にも根付くといいのにな!
というわけで告知です。
久々に、トークショーやります。
本日からキネカ大森でスタートした「夏のホラー秘宝まつり」の一環として
7月11日(金)の18:50開映『マーターズ』上映終了後に、
キングレコードの山口プロデューサーとトークをします。
この重層的で複合的、センセーショナルで独創的な
傑作エクストリーム・ホラーについての解説はもちろん、
同作の監督パスカル・ロジェと主演モルジャーナ・アラウィ
の来日時の同行記というか裏話や、
先日パリで『リヴィッド』『屋敷女』の監督ジュリアン・モーリー
から仕入れてきた、まだメディアでは活字にできない、
フレンチ・ホラー・ニュー・ウェイヴ最新情報をここで少し解禁します。
当日は、35mmプリントで上映するそうです。
プリントで観られるチャンスはもうないかもしれないので、この機会に是非。
大森貝塚にきたついでに、『マーターズ』も観ていってください!!!
ホラーといえば、最近ピーター・ジャクソンのデビュー作
『バッド・テイスト』を久々に観直しました。
自主製作の質感を残しつつも、溢れんばかりの情熱と
脳みそへの恐ろしいまでの執着、その後の『ブレインデッド』に通じる
ズルズルヌルヌルの痛快スプラッターショットが満載の超快作ですね。
デビュー作にしてはカット数も多いし、撮影アングルもよく考えられている。
この二本は、誰にもリメイクできないし、させないでしょうね。
あと、アメリカで遂にブルーレイ化された
『サマーキャンプ・インフェルノ』も鑑賞。
幼い頃、湖の事故で父と兄弟を失った少女が、7年ぶりに因縁の
キャンプ場に戻ってくるが、小学生から高校生までが夏休みを過ごすため
長期滞在するそのキャンプ場で、一人、また一人と何者かに殺されていく……。
という、観る者の度肝を派手にぶち抜く驚愕のエンディング
(ビジュアルも強烈ショッキング)が話題を呼びヒットを記録、
その後シリーズ化され4本の続編が作られ、
なんと現在リブート版の企画開発が進められているという傑作80'sホラー。
ああ、またぞろ『13金』の亜流か……と油断させて、
したたかなトリックとツイストで一度見たら二度と忘れられない余韻を
残すオリジナルな作品で、今観ても鮮烈。
ゴアショットも創意工夫に富んでいます。
主演のフェリッサ・ローズの顔も、怖いです。