ニューヨーク到着! | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

 ただいま、17日火曜日の朝9時半です。

おはようございます。

昨日、無事ニューヨークに到着!!!

ニュ-ヨークも暑い!!!

いやあ、半年振りのニューヨークなんですが、

ニューアーク空港の外に出た瞬間、うるっときましたね。

やあ、やはり心が躍る街です。

素早くエキサイティングなこの街のリズムに溶け込みました!


そして、

ああ!!ニューヨークに帰ってきたんだなあ!!と思った瞬間


■アメリカ人だらけ(当たり前だ)


■しかもやっぱり人種の坩堝!!!


■地下鉄の駅構内にクーラーが入ってなくて熱がこもっていて

悪質なサウナみたい!!

(あそこでスクワットとかやれば、一日何キロ減量できるのだろう)


■極端に肥っている人がごろごろ


■あたまのおかしいひとがちかてつのなかでひとりごとをさけぶ


■モデル系美女が普通にごろごろ歩いてる


■アクティブなホームレスがいっぱいいるなー!



で、昨日は着いていきなりトラブル発生!

昨日のThe Decemberistsのライヴのチケットが、

ライヴ当日にも関わらず友人宅にまだ届いていない!!

既に届いていないとおかしいのに!!!


様子がおかしいので、先週チケット会社にメールして

おいたのだが、返事来てないし!

チケット会社に電話しようにも、カナダの電話番号しか

発見できず、カナダにまず電話してアメリカの会社の

電話番号を聞き、それからアメリカのほうにかけて苦情を

言う。とりあえず会場に行ってコンファメーション・ナンバーと

クレジットカード出してくれと指示が出たので、

会場のセントラルパークに向かって窓口で事情を説明し

疑いの眼差しで見られながらもなんとか無事チケットを確保し、

会場内に入ってしばらくしたら、ちょうどライヴがスタート。

こういうトラブルが日常茶飯事なのがアメリカなので、

こういうところでもここは日本じゃないのだ、

と実感できるわけでした。


The Decemberists、遂に、初めてライヴを観れたのだが、

感激した。陽気でピースフルなショウに、痺れましたね。

まあ、演奏能力が高いライヴバンドだろうとは予想していたが、

アルバム以上にダイナミックで生き生きとしていて、

アグレッシブで、バンドのケミストリーも素晴らしくて。

オーディエンスの盛り上げ方も達者でMCも過剰で楽しいのだが、

とにかくヴォーカルのコリンの声の伸びがアルバム以上で

舌を巻いた。

超一流のソングライターであり、超一流のヴォーカリスト。

アメリカの心とも言える、こういう良質なロックバンドが

ちゃんと売れているのが喜ばしいことである。


今の時代を代表する、ボブ・ディランやトム・ペティのような

アメリカを体現するいわゆるアメリカン・ロックの代表的な

ミュージシャンは、4人いる。

このThe Decemberistsのコリン・メローであり、

Death Cab for Cutieのベン・ギバートであり、

Bright Eyesのコナー・オバーストであり、

Spoonのブレット・ダニエルズだ。


この四人が揃えば、トラヴェリング・ウィルベリーズにも

匹敵するスーパーバンドが結成できるだろう。

Wilcoのジェフ・トィーディーも入れたいところだが、ジェネレーション

も少し上だし、キャリアも違うので。

セントラル・パークのオープンエアーの下、緑の香りと夜風を

感じながら、時折り漂ってくるビールとマリファナの匂いに包まれ、

ああ、ニューヨークに帰ってきたんだなあという実感が

じわじわと押し寄せ、素晴らしいライヴのサウンドに酔いしれながら

ひたすら感動に浸った夜だった。