本アイドリング脳 ひらめきの謎を解き明かす  /  井ノ口馨本
 
 
図書館で見かけて借りてきました音譜
 
 
 
 
ひらめきを得るために、湯につかるのです。僕たちの研究している言葉を使えば、「アイドリング脳」を働かせるために、温泉につかるのです。
アイドリングとは、自動車であれば、走行していないけれどエンジンをかけている状態を意味します。僕は、何かに集中していないけれど、脳が働いている状態をアイドリングととらえ、アイドリング脳と名付けました。
 
 
 
 
印象に残った言葉。
 
潜在能力の機能をほんの少しでも向上させることができれば、ひとりひとりが幸せになる、生活の質が上がると僕は信じています。
 
リラックスして、アイドリング脳を働かせているとき、ひらめきは訪れます。
 
睡眠中に脳が記憶を整理し、問題への対処能力が向上する
 
ノンレム睡眠で記憶を整理し、レム睡眠で学んでいないことを推論して答えを導いている。まだ、見ぬ、見るかどうかも分からない将来の事態に備えて、脳は準備をしている
 
ぼーっとできる方法を見つけて、意識的に実行する。そうすることで脳がバックグラウンドで活動を続けて、睡眠中に用意された正解が意識に上ってきやすくなります。
 
関心のあるテーマについて”熟考する”のではなく、そのテーマにただ”浸る”術を身につけたのだ。この2つは微妙に、しかし本質的に異なる行為だ。熟考するとはつまり解決策を見つけようとすることだ。絶対にうまくいかないうえ、寝つけなくなる。一方で浸るとは、集中せず、本気で関心を寄せず、目的もなく思いをめぐらすことである。夢を見るのとほとんど変わらない。
間違っているかもしれないが、この入眠テクニックは翌朝目が覚めたときによいアイデアを思いついている確率を高めると私は思っている。
 
僕たちの研究から、「脳は正解を知っている」ことが明らかになってきました。潜在意識下にあるため自覚はできませんが、脳の中には、これまでの経験に裏打ちされた正解があるのです。
そして、その潜在意識下の正解は、「直観」に関係していると僕は考えています。
 
アイドリング脳を働かせたり、直観を信じたり出来るようになれば、人々は創造性豊に、幸せになれると僕は信じています。1%でも5%でも脳の潜在能力を今より上げることができれば、色々な悩み事が解決するのではないでしょうか。悩みが減れば、幸福につながります。