アメリカ議会のアジア太平洋政策 | 社労士のたまご 

アメリカ議会のアジア太平洋政策

これまた、目覚めのラジオ情報で、ちょっとお堅い話です。


オバマ大統領も日本・韓国・フィリピン・マレーシア4カ国を訪問するので、あっという間に韓国に行ってしまいました。

今回は中国へは訪問しないのですが、とどのつまりは中国を意識した歴訪で、中国絡みの発言が次々と出てくるようです。

歴訪にあわせて、中国が台頭してきた環境下、アメリカ上院でアジア太平洋政策のレポートを発表しました。これにより、アメリカの今後の世界戦略が読み取れそうです。

アジア太平洋というのは、2025年までに世界経済の産出量の半分程度を担う地域になると予想されます。また、人口ではこの地域が世界で33%と一番を占めていて、GDPも31%と世界で2番目に算出しています。アメリカとしてもこの地域に深く関わっていかないと、アメリカ自身が衰退してしまうという考え方を持っています。

アメリカは軍事面では早く対応できたかもしれないが、非軍事面では対応が遅れていると認識しています。欧州やアフリカよりもアジア太平洋にほとんど予算をかけていませんでした。しかし、今後は、思い切ってアジア太平洋を意識した考えに切り替えないと繁栄できないと書いてあるようです。

レポートの主軸は、中国を相当意識し、中国にどう対抗していくかが如実に出ているのだそうです。

中国がこの地域に多大な援助をしています。一方、アメリカはこの地域に援助できていないため、仲間の国々と協力していきたいという意思を示しています。その対象が、日本を始めとして、韓国、オーストラリア、フィリピン、タイだそうです。

要は、アメリカに協力して、金を出せということのようです。

ただ、中国を封じ込めしていくつもりはない。封じ込み目的で接近すると、米中関係が混乱してアメリカが損をする結果になるとも読んでいます。

中国に国際法とか規範に従ってもらって、海洋資源もみんなの共有資産ということを理解してもらって、軍事的な活動も抑制してもらう、という希望的観測を有しています。

アメリカは、とにかく中国をそういう方向でもって行きたいという内容のようです。


自国の国益しか考えていないアメリカと、存在感はますます小さくなって蚊帳の外におかれている日本の話でした。

このような視点で、今回のオバマ歴訪を見るのも面白いと思います。




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