専門家は何故信用されないのか
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
「ただちに健康に影響はない」、「人体にすぐに影響を与える値ではない」
今や、日本国民の誰でもが聞いたことのあるセリフ。
こういった専門家の発する言葉がなぜ信用されないのか、ということをある番組で議論されていました。
イギリスでは86年のBSE(狂牛病)問題が起こりました。当時専門家の科学的知見に基づき、政府が「安全宣言」を出したものの、その後ヒトへの感染が確認され、政府もその危険を認めるに至ったという、アレです。これをきっかけに専門家や政府への信頼が失墜したという経緯があります。
まるで、今の日本と同じですね。
結論だけ示して、その意思決定過程は全く不透明なため、信用されないというのが根底にあるようです。
専門家の側には「一般市民は無知だから反対する」という考えがあり、正しい知識を与えれば皆が受け入れるはずである、という驕りがあるみたいですね。
一般市民は、専門家から見れば、赤子の手を捻るぐらい無知と思われているかも知れない。しかし、実のところ、意志決定過程が不透明だと、何かそこに仕掛けがあるのではないかと見抜いている。意思決定者の利益相反もしっかり見てとっている。
専門家たちが公明正大に意思決定しなければ、専門性のない市民であっても、どこか怪しいと察知する。
プロセスを見せることによって、自分たちも参画していると思えるか否かが信頼性にかかわってくる。
こんな論調だったと思います。
私たちはしがらみもありませんし、そんなお偉い学者先生達とは一線を画しますが、一応の専門家ではあります。
意思決定にはしっかりと説明責任を果たさなければならないという、示唆に富む内容と受け止めました。