こんな時だからこそ、正しい知識で対応しましょう
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
被災地の方々を側面的から支援するためにも、情報を見極めて平常的に生活を送りたいものです。
昨日に続き、福島原発事故に触れたいと思います。これについては、首都圏に不安の声が広がりつつあるようです。
私たちとしても、まずは、放射線、放射性物質についてある程度の知識を備えた上で、いろいろと流れてくる情報の是々非々を判断していかねばならないのではないでしょうか。
ここからは、TBSラジオからの情報です。これを踏まえて、個々人が判断されたらいいのではないかと思います。
WHOで日本人として初めて「放射線専門科学官」を務めた、長崎大学の山下俊一教授が解説をされていました。一字一句書き留めているわけではありませんので、不明瞭な点はご容赦ください。
(1)放射線量の単位について
浴びた線量が多ければ多いほど、当然ながら何らかの影響が出ます。
外気に広がる放射線量としては、ミリシーベルトの単位になると、人体に影響が出るようです。一方で、その1000分の1の単位であるマイクロシーベルトであれば、本来は無視できるレベルだそうです。
外部被ばくで人体に影響が出るのは、100ミリシーベルト以上ということです。それも、一度に浴びる量が100ミリシーベルトであれば、将来癌になる確率が高いということです。
少ない線量で、何回も放射線を浴び、トータルで100ミリシーベルト以上浴びてしまっても、癌になるとは限りません。遺伝子に傷はついても、一回の放射線量が少量であれば、新陳代謝で治ることが多いからだそうです。
安全限度基準を設けておかないといけないので、一年間に仕事などで浴びても、大丈夫だろうという基準が最大50ミリシーベルトと設定されているようです。
(2)放射性物質について
蒸気拡散した放射性物質は、花粉のようなものと考えたらいいということです。ただし、大気中に均等に拡散しているわけではありません。従って、雨に溶けて振ってきた場合も、その濃度が地域によって均一ではないため、どの地域の濃度が濃いのかを予測することはできないようです。
雨が降った場合、気になるのであれば、カッパ等でできるだけ雨に当たらないようにするのがよいようです。
頭や顔が雨に濡れた場合、帰宅後に洗うか、シャワーを浴びた方がいいとのことです。
衣服はビニール袋に入れて置くと、時間がたてば半減期があるので消えていくそうです。洗濯でも可能だとのことです。
地表に雨が残っても、半減期があって放射線物質は消えていくので、地表にいつまでも残っているわけではなく、心配はいりません。
(3)内部被曝について
放射性物質の呼吸による吸入は、マスクをすることでかなり遮断されます。
目に入った場合も、点眼薬や水で洗えば可とのことです。
放射性物質に汚染されたものを口にする、飲むということが一番心配であると仰っていました。
(4)放射線の影響距離
火と同様に離れれば離れるほど、その影響は弱まるようです。火も、遠くになると熱さを感じませんが、それと同等に考えればよいのだそうです。
詳しく言うと、放射線量は距離の二乗に反比例するとのことです。
いずれにしても、今は、漠とした不安を抱くのではなく、冷静な判断が私たちに求められています。
追記:NHKでは、放射線医学総合研究所
のHPを紹介していました。