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ドメイン といってもITではなく戦略論の方です

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ドメインといっても、ネットワークの識別名ではありません。企業戦略における、組織の存在領域としてのドメインのお話です。

企業もしくは組織の最終目的は、「存続と発展」です。右肩上がりの経済成長が望めない昨今、なかなか持続的発展は困難かもしれませんが、少なくとも存続は果たさなくてはなりません。

その最終目的に収斂させるために、企業は戦略を構築します。

戦略の構図は、図式化はしませんが、大きくは以下のようになります。

そのために、まず、上位概念としての戦略ドメインがあり、その下位に基本戦略(中期経営計画)があり、更にその下位に事業戦略(何を)および機能戦略(どのように)があり、更にその下位に、組織戦略があります。

ドメインを定義することが、戦略を策定する際の一番最初に行う行為になります。このドメインだけにフォーカスして、戦略を説いたものが下記の書籍です。これだけで、1冊の本にするのですから、なかなかすごいです。


企業ドメインの戦略論―構想の大きな会社とは (中公新書)/榊原 清則
¥693
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この本は、‘92年が初版ですが’99年に8版が出ていますので、決して古い本でもありません。興味のある方はご一読されるとよいと思います。

ここでは、有名な話ですが、アメリカの鉄道がどのようにして凋落したのか、の話題をご紹介するに留めようと思います。

「富と栄華を誇ったアメリカの鉄道会社が、凋落したのは市場が衰退したからではない。輸送に対する社会の需要が急成長を続ける中で、鉄道の凋落が起こった。アメリカの鉄道会社の失敗は、自動車やトラック、トレーラーといった代替輸送手段に需要を奪われたというより、伸び続けていた需要に鉄道会社自身がうまく応えられなかったために起こったのである。

すなわち、鉄道会社が自らの事業を輸送事業と考えるのではなく、鉄道事業と考えたために、自分の顧客を他に追いやってしまった。

結局のところ輸送サービスより鉄道それ自体に目を向け、顧客より鉄道を愛し、機関車を愛し、二本のレールを愛し、何事も鉄道主体に考えるようになったからである。


(中略)


少なくとも、我社の事業はどういうものなのか、これからどこへ向かおうとしているのか、これからどこへ向かうべきなのか、こういった問いかけに対して経営者ははっきり答えられなければならない。」

これ以外にも、アメリカの企業および日本の企業の様々な事例から、ドメイン戦略について考察しています。

揺れ動く環境変化にいかに適合できるかが、生き残りの道でもあるのでしょう。

私を始め、事業をこれから開始する者にとっても、示唆に富む内容であろうかと思います。

いずれ、下位に位置する戦略についても触れてみたいと思っています。


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