非礼な若者の面子 | 社労士のたまご 

非礼な若者の面子

いつもお読み戴いて、ありがとうございます。



昨日、出張から帰宅途中の、京浜東北線の車内での出来事です。



私は、7人座席の一番隅に座っていました。突然、頭の上にバッサと、リュックサックが落下してきたのです。幸いにも重量は軽く、頭髪のセットが乱れた程度で済みました。



すると、前に立っていた若者が、人の頭に乗っているリュックを取り上げ網棚の上に載せ直しました。そして、何事もなかったかのような顔をして、携帯に向かっていました。



私は、まず若者の顔を直視して、反応を確認しました。20代後半の、身の丈180センチほどの男性です。何の反応もありません。丁度乗降の多い駅に着いた時でしたから、他の客が荷物を降ろす時に引っ掛かって落ちたのかも知れません。だから、俺の所為ではない、というような風情を漂わせています。



一昔前なら、私も顔を睨むだけで終えていました。でも、1~2秒後、次の言葉が口を衝いて出てしまいました。「謝ったらどう?」



喧嘩をするつもりもありませんから、努めて冷静には言ったつもりです。



若者は、まじまじと私の顔を見ました。視線が合いました。最近は、正義感や義侠心が仇になることが多いですからね。逆ギレされると恐ろしいので、内心は心臓バクバクです。私には1人の妻と2人の娘がいる、私にはまだまだやり残したことがある・・・。



一瞬間をおいて、若者は「すみません」と謝ると同時に、「このかばんをもう少し引いてほしいんだけど」と注文をつけてきました。こちらも、立つ場所を邪魔しているならと、非礼を詫びた上で、股に挟んでいるキャリーバッグをもう少し手前に引き寄せました。



これが、約1~2分の出来事の一部始終です。



彼も、逆攻勢に出て面子を保てる材料が目の前にあったので、素直に謝ったのかも知れません。それがなかったら一体どう行動していたでしょうか。完全無視を装われたら、今度はこっちの面子が丸潰れです。



男っていうのは、つまらない面子で生きている動物なんですね。



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