落語の「七」
今日は1月7日。本来は七福神や七草粥をテーマにすると正月らしいですね。でも、今日は出張中で七草粥を食べる機会がありません。また、今までも七草粥を食した記憶がほとんどありません。そこで先月の艶話
に引き続き、上方落語「焼き塩」という中から「七」にまつわるまくらでお寛ぎください。
「あいつが置手紙してきたって?」「そうやねん。あんたが留守やって言うたら、手紙読んどいて貰うてって。」「あいつ、この頃手習いに行って、ちょっと字がかける言うたら、生意気に置手紙やて。ほら、見てみい。ミミズの這ったような字書きやがって。えーと、借りた羽織は『しち』に置いた。なにをさらすねん。3日やいう約束で貸してやったのに、黙って『しち』に置きやがって、なんてことさらすねん。」と言うていると、本人が現れて、「おっ、手紙読んでくれたか?」「おまえはえげつない奴やなあ。3日やという約束で貸してやったのに、なんで俺に黙って『しち』に置いたりすんねん。」「そんなことするかい。返しに来たんやないかい。お前が留守や言うからそこの棚に上に置いた。ほら、その棚の上に乗ってるやろ。」「えっ。ほんにあるなあ。そやけど、手紙には借りた羽織は『しち』に置いたと書いたるやないかい。」「おまえ、字を知らんな。それは七夕の『たな』という字や。」
もう一つついでに、
「『つかさ』という字がよくわからんのやがな」「そんなことわしに聞いてもようわからん。魚屋の大将に聞いたら物知りやからよう知っとる。」「魚屋の大将、ちょっと字を教えてもらいたいんやが。」「なんちゅう字やねん。」「『つかさ』ちゅう字なんやが。」「ああ、それやったら同じという字を二枚に下して、骨付きの方や。」
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