【Bunnmei blog】

 

生成AIブームで株価急騰のエヌビディア「企業価値」470兆円になりました。これは日本のGDP 550兆円に近づいています。フランスのGDPとほぼ同じです。ありえますかそんなことが? いくら注目の産業とはいえ不釣り合いの数字ではないでしょうか。バブルですね。五つぐらいのIT系企業の株価のバブルが米国や世界の全体を押し上げているだけですね。

 

歴史的に見ると、IT企業の株価急騰はバブルの前兆となることが多いです。例えば、1990年代後半のドットコムバブルの時期には、多くのインターネット関連企業の株価が急騰しましたが、その後に大きな調整(暴落)が入りました。

 

企業の時価総額が一国のGDPに匹敵する規模に達することは、しばしば市場の過熱を示唆します。NVIDIAのケースでは、短期間での急激な価値の上昇が、実際の企業業績や経済基盤と乖離している可能性があります。現在の株式市場では、一部の巨大IT企業(NVIDIA、Apple、Microsoft、Amazon、Googleなど)が市場全体を引き上げています。

 

このような集中投資は、個別企業のリスクが市場全体に波及する危険性を高めます。投資家の心理や市場のセンチメントも重要な要素です。高い成長期待に基づく楽観的な投資が過剰になると、バブルが形成されるリスクがあります。


NVIDIAの企業価値の急騰は、生成AIやデータセンター需要の急増を背景にしていますが、現在進行中の日本製鉄によるUSスチールの買収額が2兆円です。日韓で問題になったLINEヤフーの額面が約6兆円です。日本企業の時価総額1位はトヨタ自動車で、約51兆円。ですから、NVIDIAやMicrosoft株はどう見てもバブルとしか言いようがありません。バブルは当然時間の問題で崩落するでしょう。(了)

 

 

生成AIブームで株価急騰のエヌビディア、

「企業価値」470兆円に…世界1位のマイクロソフト抜く可能性も 

(msn.com)

【ニューヨーク=小林泰裕】生成AI(人工知能)向け半導体大手の米エヌビディアの株式の時価総額が5日、米IT大手アップルを上回り、世界2位に浮上した。2022年11月のチャットGPT公開以降、株価は7倍超に急騰。生成AIブームの象徴的な銘柄で、日米の株高を先導している。

 

生成AIブームで株価急騰のエヌビディア、「企業価値」470兆円に…世界1位のマイクロソフト抜く可能性も

生成AIブームで株価急騰のエヌビディア、「企業価値」470兆円に…世界1位のマイクロソフト抜く可能性も© 読売新聞 提供

 

 時価総額は、発行済み株式数に株価をかけたもので、企業価値を示す指標の一つ。

 エヌビディアの株価は、5日のニューヨーク株式市場で5%上昇。時価総額は終値ベースで3・01兆ドル(約470兆円)となり、アップルの3・00兆ドルを上回った。米メディアによると、3兆ドル超えはアップル、米マイクロソフト(MS)に続き、米企業で3社目。時価総額は23年5月に1兆ドル、24年2月に2兆ドルと急ピッチで拡大しており、近く世界1位のMS(3・15兆ドル)を抜く可能性もある。

 

エヌビディアのロゴ=AP

エヌビディアのロゴ=AP© 読売新聞

 

 生成AIの開発やデータ処理に使われる先端半導体で世界シェア(占有率)の約8割とされ、MSやグーグルなど、生成AIの開発企業に大量の半導体を販売している。5月に発表した24年2~4月期決算では、売上高と最終利益がともに市場予想を上回って過去最高を更新。売上高はこの1年で約4倍に増加した。今年後半から新型半導体の販売を始める予定で、米モルガン・スタンレーは「成長が鈍化する兆候は見られない」と評価する。

 

 エヌビディアの株価は、半導体などAI関連の他の企業の株価にも波及しやすく、米国株式の主要3指数であるナスダック総合指数とS&P500は5日、ともに過去最高を更新した。6日の東京株式市場では、日経平均株価(225種)は一時500円超上昇した。

 SMBC日興証券によると、日本企業の時価総額1位はトヨタ自動車で、約51兆円。