Mamoru Kono
パレスチナのヨルダン川西岸地区は、イスラエルとヨルダンの間に位置する地域です。国際法上はイスラエルの占領下にあり、国連によると、地区の約61%はパレスチナ人の立ち入りが禁止されています。さらに、地区内と東エルサレムには計約63万人のイスラエル人入植者がいるとしています。
イスラエル軍と入植者らは、各地に検問所を設け、道路を封鎖し、町や村を遮断することで、パレスチナ人が医療や物資の購入など基本的なサービスにアクセスすることを長い間、妨害してきました。
たとえヨルダン川西岸地区でパレスチナ人が医療施設にたどり着けたとしても、彼らや医療スタッフの安全は保障されていません。世界保健機関(WHO)によると、2023年10月以降、イスラエル当局はヨルダン川西岸地区の医療機関に対し、447件以上の攻撃を行いました。
イスラエルは、ただちにパレスチナへの虐殺をやめろ!
MSF.OR.JP
パレスチナで暴力が激化しているのは、激しい紛争が続くガザ地区だけではない。ヨルダン川西岸地区でもイスラエルによる制限、そして攻撃や暴力が、ガザでの紛争が勃発した2023年10月7日以降、ますます増加している。
ヨルダン川西岸:嫌がらせに耐えるか、治療を諦めるか──紛争の影でエスカレートする暴力と妨害、そして医療への攻撃 | 活動ニュース | 国境なき医師団 (msf.or.jp)