【管理人の一言】

机上の空論はやめてほしい。宮城県村井県政の人命無視の避難時間「短縮」に怒りを感じます。

 

「再計算」で避難先に着くまでに想定された約52~56時間から大幅に短くなったというのです。約4~7時間かかるとの試算を出しました。役人がオフィスで計算し直しただけだというのです。

 

能登半島地震で起こった道路の寸断が考慮されていないなど、「条件の再設定」の詳細が不明のままです。以前の避難訓練に参加した人の話では、「訓練のように何事もなければ可能です」。しかし、バスの確保や肝心の避難路の使用が訓練時のように正常であればの話です。大災害時や震災時に、とりわけ原発の過酷事故時に爆心地近くにバスや自家用車が参集できるのでしょうか?家屋倒壊や損壊の事態では「屋内避難」は選択できません。全員の汚染地域からの脱出は混乱を極めると以前の訓練時にすでに指摘されています。

 

机上の空論と言うものです。女川原発再稼働の為にする避難時間「短縮」計算なのです。

 

女川原発の避難時間、条件変え大幅短縮に 県試算

 (msn.com)

東北電力女川原子力発電所=2023年3月、宮城県女川町、朝日新聞社ヘリから、嶋田達也撮影

東北電力女川原子力発電所=2023年3月、宮城県女川町、朝日新聞社ヘリから、嶋田達也撮影© 朝日新聞社

 

 東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の事故を想定した住民避難について、宮城県は8日、原発5キロ圏内(PAZ)の住民の9割が避難先に着くまでに約4~7時間かかるとの試算を出した。前回公表した2020年5月の後に条件を見直し、約52~56時間から大幅に短くなった。ただ、能登半島地震で起こった道路の寸断が考慮されていないなどの課題もある。(平川仁)

女川原発と周辺自治体

 試算は、原発30キロ圏内にあり、17年までに避難計画を策定した7市町内の19万1352人を対象とした。

 30キロ圏外の自治体にある避難先に着くまでの時間を、交通量や、行政の指示が出る前に自主避難する人の割合などのいくつかの前提を置いて調べた。避難には主に、自家用車(1台2人)やバス(1台40人か25人)を使うとした。