【管理人の一言】

『日本人オザワ』は、韓国の放送局KBSが制作したドキュメンタリー番組です。この番組は、1989年の韓国スミダから始まり、韓国シチズン、韓国山本、韓国ワイパーなどの韓国労働者の闘いと、それを一貫して支えてきた尾澤孝司・尾澤邦子夫妻を軸に描いています。

 

具体的には、工場閉鎖・全員解雇を通告された韓国スミダの労働者たちの話から始まり、その後も韓国山本、韓国シチズン、韓国サンケン、韓国ワイパーなどの労組が、遠征闘争で来日したことを描いています。これらの労働者たちが日本で言葉もわからず、解雇撤回を求め、団体交渉の要求をつきつけた様子が描かれています。

 

そして、これらの労働者たちと連帯し、案内・支援を中心に担ってきたのが「日本人オザワ」(尾澤孝司・尾澤邦子)であり、彼らの活動が詳しく描かれています。撮影・編集は、KBSのイ・ホギョンプロデューサーが担当し、2023年12月に完成しました。

 

このドキュメンタリーは、海を越えた日韓労働者の連帯の闘いの歴史を描いており、多くの人々にとって興味深い内容となっています。(了)

 

あるくラジオ「日韓民衆の架け橋として」放送/尾澤夫妻、大いに語りそして歌う 

(labornetjp.org)

 


*パーソナリティのささきゆみ・しまひでひろと尾澤夫妻(ビデオプレス事務所にて)

 

 

 3月3日の「あるくラジオ」で尾澤隆司さん、邦子さんが大いに語り、最後はアカペラの歌「朝露」も飛び出した。韓国KBS放送の『日本人オザワ』の撮影エピソード、そして韓国スミダ、サンケン闘争、獄中の話など、興味深い内容が満載だった。7か月半に及んだ長期勾留だったが、孝司さんは雑居房で一緒になった若者から学んだという。「かれらは詐欺罪や覚醒罪でつかまった人だが、そこに至る経緯や事情を聞いて、日本社会の中で追いこまれている若者の現状が肌身でわかった」と。

 

 そして、今後の取り組みについて紹介した。尾澤さんたちのサンケン弾圧事件は、5月13日の第一回東京高裁控訴審が山場。それに向けて『日本人オザワ』上映会が、4月7日(渋谷勤労福祉会館)と5月6日(葛飾区青戸地区センター)に開催される。また「無罪判決」を求めるネット署名に取り組んでいる。尾澤裁判支援を盛り上げていきたいものだ。

 

 柴田武男さんからはFBで次の感想が寄せられた。「これだけ大変な闘いをしていながら、なぜか視聴後ほのぼのとしました。このほのぼの感が素晴らしい。お勧めです」。ぜひアーカイブをお聞きください。

↓アーカイブ録画(60分)
https://www.youtube.com/watch?v=EwmNOVEW3nY
↓「あるくラジオ」HP
https://aruku-radio.jimdofree.com/
↓ネット署名
https://x.gd/AJItw