阿部 治正

 

さて、昨日は流山市議会の一般質問の初日。私は5番目で質問を行い、こちらの持ち時間が30分、執行部答弁はそれより少し長め。1時間とちょっとの質問を終えた。今日は一般質問の二日目。

今朝も私は4時過ぎには目を覚まし(歳寄りは早起き)、すでに朝風呂も終え、議会に持って行く弁当も作り終えた。

 

毎朝の日課になっている『日経』の連載小説も読み終えた。いま連載されている「登山大名」(諸田玲子筆)はなかなか面白い。連載が始まる前の前口上では次のようなことが書かれていた。

「主人公は江戸時代初期に豊後国(現在の大分県)岡藩の第3代藩主を務めた中川久清です。くじゅう連山の大船山(たいせんざん)にたびたび登り、「入山公」と呼ばれました。幕府への反骨を胸に、大胆な藩政改革に取り組んだ地方大名の知られざる生涯に迫ります」云々。

 

主人公の中川久清は、2代藩主である父とポルトガル人の実母との間に生まれた混血で、日本人とはだいぶ違う顔立ちだ。今に残っている肖像画も、普通の日本人とはかなり異なった面相。当時の武将の中には、西洋にルーツを持つ者たちもいたのだから、不思議な話ではない。

 

その久清が、臣下たちを引き連れて、大規模な軍事訓練の意味も持っている猪狩りを行っている最中に、山中で久清と同じような面立ちをした若い女性に遭遇する。若い女性とその祖父と思われる老人は、久清の目の前で数人の謎の集団に襲われ、久清は駆けつけた側近たちとともに応戦し、1人は倒し他は取り逃がしてしまう。しかし、女性と老人は霞のように消えてしまった。

足を負傷してしまった久清は、屋敷に帰った後もその娘のことが気になって仕方がない。当時の九州地方には、潜伏キリシタン、隠れキリシタン、隠しキリシタンが人目を忍びつつ密かに暮らしていた。さて、話はこれからどうなっていくのでしょう。

私はこれから、『社会新報』の配達。それを終えたら弁当を持って議会への登庁。