【管理人の一言】

アレクセイ・ナワリヌイ氏は、ロシアの反体制派指導者で、弁護士、政治活動家として知られています。彼はウラジーミル・プーチン政権やドミートリー・メドヴェージェフへの政権批判活動により国内のメディアで注目を集めました。

 

以下に彼の主な経歴をまとめます:

 

1976年6月4日に生まれ、ロシアとウクライナの双方に出自を持つ。

ロシア諸民族友好大学とロシア連邦政府付属財政大学を卒業し、法学の学位を取得。

2000年にロシアの自由主義政党「ヤブロコ」の党員となり、党の連邦政治委員会のメンバーとなった。

2009年以降、ウラジーミル・プーチンやドミートリー・メドヴェージェフへの政権批判活動により国内のメディアで注目を集めた。2014年に「進歩党」を結党し、党首を務める。

2020年8月に、移動中の機内で突然、意識不明になりました。飲み水から猛毒の神経剤「ノビチョク」系の痕跡が見つかったということです。

2024年2月16日、北極圏にある刑務所で死去。47歳没。死因は今のところ定かとは言えません。

 

そもそも彼の政治的主張は大ロシア主義者、スラブ主義者、極右民族主義者とされています。彼は反移民を掲げるデモ行進に参加したり、極右団体を創設したりするなど、その活動は極右のロシア民族主義者として評価されてきました(Wikipedia)。しかし、彼ナワリヌイ氏はその後一貫して市民的権利の擁護者者であり、特権者たちの敵でした。

 

彼は、政府と関係があるいくつかの大企業の幹部が、横領に関与して財務の透明性確保を阻害しているとの疑惑があったことから、そうした企業の少数株主になったり、弁護士が獄死したセルゲイ・マグニツキー事件などを追及したりするようになりました。また、彼は政府の汚職を糾弾し、政府の透明性を求める活動を行っていました。ロシアは財閥資本と政財界の密接な体制です。このような権力と財力の人脈だけが政治を支配することができます。クローニー資本主義と言うこともできます。

 

それらに対する彼の活動は、ロシアの政治改革と透明性を求める声を高める一因となりました。彼の死は、ロシア国内外で大きな衝撃を与え、多くの人々が彼の死を悼んでいます。

 

死因を明らかにせよ! 遺体を家族に引き渡せ!

 

 

【解説】ナワリヌイ氏「獄死」の真相は? “暗殺”の可能性も

… 遺体引き渡しも“拒否” (msn.com)

日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN

ナワリヌイ氏は、ロシアの元・野党の指導者で、プーチン政権批判の急先鋒として知られています。

2020年8月に、移動中の機内で突然、意識不明になりました。関係者によると、飲み水から猛毒の神経剤「ノビチョク」系の痕跡が見つかったということです。

ナワリヌイ氏は経済事件に関与したなどとして、これまでに複数回、有罪判決を受け、去年12月からは、北極圏にある刑務所に収監されていることがわかっていました。

 

ロシア各地でナワリヌイ氏追悼

…39都市で387人拘束 当局は遺体の引き渡し応じず

 (msn.com)

北極圏の刑務所で死亡したロシアの反体制指導者・ナワリヌイ氏を追悼する動きがあとを絶たず、これまでに400人近くが当局に拘束された。

ロシア独立系メディアが報じた、ナワリヌイ氏の遺体を乗せたとみられる車列の映像。

警察や刑務所の車両が映っていて、ナワリヌイ氏が死亡した16日の深夜に撮影されたものとされている。

 

情報BOX:ロ反体制派ナワリヌイ氏死亡巡る最新情報、遺体の所在不明|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)

 

 

「プーチンが最も恐れた男」ロシア反体制派ナワリヌイ氏死去、身をもって示した良心とは【JBpressセレクション】 アカデミー賞受賞、衝撃のドキュメンタリー映画『ナワリヌイ』を見よ(1/5) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp)