阿部 治正

 

今日は東京都の労働委員会で不当労働行為救済申し立て事件の審問があり、補佐人として出席しました。事件は、株式会社流山市クリーンサービスを被申立人、全統一労働組合を申立人とする事件です。

会社は、自治体から受託したごみの収集運搬の業務において、法令違反や仕様違反を繰り返し、とうとう千葉県当局から認可取り消し通知を受けてしまいました。そしてそのとたんに廃業を宣言して労働者を解雇しました。ところが会社は今も存属しており、しかも認可取り消し明けの業界復帰を狙っている有様です。

 

こんな企業に事業を委託した流山市も流山市です。こんな会社に手玉に取られて、いいように転がされているのですから情けない。この会社の社長の一族会社に事業を委託しているのは、東葛地域だけでも流山市のほかに我孫子市、野田市、柏市があります。安孫子、野田、柏の市民の皆さんも、声を上げよう。

会社は労働者を解雇しておきながら、団交にも誠実に応じようとしません。解雇された労働者は、失業保険も切れ始めています。インフレと寒空の中、暮らしの厳しさはますます耐え難いものとなっています。労働組合は不当労働行為について救済命令を求めています。流山市の議員として、放っておくわけにはいきません。

 

写真は、都庁の38階から見た都内の風景です。空が青いのは北の方角、黄色がかった空は東京湾の方角です。38階ともなれば、東京湾が見えますね。