「今の石川県で原発災害が起きたら避難できない」 

それでも災害指針を見直さない、楽観論の背景にあるもの

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 能登半島地震では、原発防災の限界が鮮明になった。道路や建物の損壊が激しく、避難や屋内退避をしようにも無理があると突きつけられた。現実逃避するのが、原子力規制委員会。住民防護の基本方針を記す「原子力災害対策指針」を巡り、山中伸介委員長は「見直しを考えず」と述べた。これでは汚染が拡散した際、住民らが被ばくしかねない。思考停止を正す術(すべ)を探った。(西田直晃、安藤恭子)

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「自然災害による被害は守備範囲外」と言わんばかりだが、指針が今のままだと何が起こりうるのか。

 ジャーナリストの政野淳子氏は「原発事故が発生しても現地は対応しようがない。道路が寸断されれば逃げられないし、家屋が倒壊すればそのまま被ばくしてしまう」と危機感を募らせる。それでも国が指針を見直さない点について「本気で見直せば、各自治体は実現可能な防災計画をつくれず、原発を動かせなくなるからでは」とみる。・・・

 

地震発生から1カ月近く経っても残る道路のひび割れ=1月29日、石川県穴水町で

 

 

珠洲市に出現した崖、活断層が地表に現れた可能性 これまでは未確認

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能登半島地震で地表に現れた断層。赤い矢印の部分を境に、右側(南側)が高まっている。黄色の矢印のところには亀裂が見える=石川県珠洲市、東京大地震研究所提供

能登半島地震で地表に現れた断層。赤い矢印の部分を境に、右側(南側)が高まっている。黄色の矢印のところには亀裂が見える=石川県珠洲市、東京大地震研究所提供© 朝日新聞社

 

 

 能登半島地震で、半島先端にある石川県珠洲市の内陸部に、直線状の崖が地表に現れた。高さは最大2メートルで、少なくとも東西2キロにわたって続いていた。

 

能登半島地震で地表に現れた断層。赤い矢印を境に向こう側が高まり、左にもずれていることがわかる=石川県珠洲市、東京大地震研究所提供

 

 現地を調査した東京大地震研究所と富山大のグループは、地震を起こした活断層の活動に伴うずれが出現した「地表地震断層」とみている。

 崖による段差が生じたのは、能登半島の北岸から5キロほど南で、半島の中央を東西に流れる若山川沿いの水田地帯。国土地理院が公開した航空写真で、地表に変形がみられたことから、現地を調べた。

 崖は北東―南西方向に連なっていて、おおむね南側が上がっていた。1・2メートル横ずれしているところもあった。川を横切る場所では護岸が壊れ、上流側に水がたまっていた。

 

 西側では、地溝のように落ち込んでいるところもあった。積雪もあって確認できたのは2キロの範囲にとどまるが、さらに東西に延びる可能性もあるという。

 この場所ではこれまで、活断層の存在は確認されていなかった。ただ、地すべりなどの地形と無関係に、直線状に延びていることから、活断層によるずれが現れた地表地震断層と推定されるという。

 

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