【管理人の一言】

グレタ・トゥンベリさんが、スウェーデン南部マルメの港で石油を運ぶ車両の通行を阻止したのは、2023年6月19日のことでした。グレタさんは、気候変動への危機感を訴えるためにこの行動を起こしました。

グレタさんは、2018年から気候変動への対策を求めて学校をストライキする活動を始め、世界中の若者に大きな影響を与えています。彼女は、気候変動は人類の存続を脅かす問題であり、私たちはすぐに行動を起こさなければならないと訴えています。

 

グレタさんの行動は、マルメの港で大きな注目を集めました。警察はグレタさんを立ち退かせる命令を出しましたが、彼女はそれに従わず、通行を続ける車両の前に立って立ち塞がりました。この行動は、多くの人々の心を動かし、気候変動への意識を高めるきっかけとなりました。

グレタさんの行動は、世界中の若者に大きな勇気を与えました。彼女の行動は、私たち一人ひとりが気候変動に立ち向かうことができることを示しています。

 

気候危機は、日々誰の目にも明らかになりつつあります。にもかかわらず、二酸化炭素は減少どころか著しく増大しています。温室効果ガス世界データセンター(WDCGG)の分析によると、2021年の大気中のCO2濃度の世界平均は415.7ppmで、前年から2.5ppm増加しました。これは、産業革命前の平均値約278ppmと比較すると49%の増加となります。

気象庁は綾瀬市、南鳥島、与那国島に観測点を設置し、大気中のCO2濃度とその経年変化を観測しています。どの観測地点でも、大気中のCO2濃度は季節変動を繰り返しながら増え続けています。

 

つまり、企業の「自主努力」や自発性、あるいはカーボンプライシング(経済誘導)などが無効であることを示しています。時は迫りつつあります。SDGsの誤魔化しやグリーンニューディールなどのつじつま合わせのプランは全く現実的ではありません。企業の規制やそれを実現する運動を高める必要があります。(B)

 

 

 

環境活動家グレタさんに罰金刑 その数時間後にも再び抗議活動

 (msn.com)

 

2023年7月24日、罰金刑を受けた数時間後、スウェーデン南部マルメにある石油関連施設で、入り口をふさぐ座り込みをする環境活動家グレタ・トゥンベリさん(手前左)=AP

▲「タンクローリーをブロックします‼」「未来を取り戻せ‼」など

 

抗議活動の中止を求める警察の指示に従わなかったなどとして、スウェーデンの裁判所は24日、同国の環境活動家グレタ・トゥンベリさん(20)に対し、1500スウェーデンクローナ(約2万円)の罰金刑を言い渡した。AFP通信が伝えた。

 

スウェーデンの裁判所で2023年7月24日、記者団の取材に応じる環境活動家グレタ・トゥンベリさん(右)=AP

 

 報道によると、グレタさんは6月19日、スウェーデン南部マルメの港の入り口に座り込み、石油を運ぶ車両の通行を阻止するデモに参加した。警察から妨害をやめるよう求められたが、そのまま続けたという。

 グレタさんは判決後、記者団に対し「現行法は変更されなければならない。その現行法に従っていては世界を守れない」と持論を展開した。今後はより慎重に行動するかとの質問には「引き下がるつもりはない」と答えたという。