【管理人の一言】

大統領選では左派の統一候補といってもよいジャン=リュック・メランション(過去二回決選投票には進めず)。今回の警察の若者殺害とそれに反発した暴動について語った。

 

要するに、政府権力に対して「警察を取り締まれ」「再教育必要」と要求。

また、非暴力的な戦略を提唱。彼は、今回の件を踏まえて、中産階級が貧困化し、社会との関係が不安定になっていることを指摘し、中産階級と貧困層の結びつきを再構築する必要性を強調しています。つまり、大衆の運動を左派政治に取り込み分離状態を克服して「人民連合を実現する」との考えのようです。私の無知に基づけば、伝統的な社会党・共産党の連立構想のように見えますが?

 

彼は、社会保障制度の拡充、富裕層への課税強化、労働者の権利の保護などを主張しています。しかし、今回の暴動はLFIのような改良路線が貧困者には浸透していないことも示しているように感じます。

 

ジャン=リュック・メランションが党首である不服従のフランス(LFI)は、2004年に結成された左翼政党です

LFIの主な政策は、次のとおりです。

  • 社会保障制度の拡充
  • 富裕層への課税強化
  • 労働者の権利の保護
  • 環境保護
  • 平和主義
  • 反EU

LFIの支持層は、主に労働者階級、学生、若者、移民です。彼らは、現在のフランスの政治体制に不満を抱いており、LFIの左翼的な政策に共感しているとされています。

 

黄色いベスト運動、今年一月以来の年金改悪反対デモ、そして今回の都市の若者の反乱。LFIがこれらの闘いをまとめ上げ推進できるのかが問われています。(F)

 

 

ジャン=リュック・メランション

政府が警察を管理しなくなったために、我々は危険にさらされている
インタビュー
ジャン=リュック・メランション
英訳
DAVID BRODER
エマニュエル・マクロンの政党は、17歳のナヘル・メルズークが警察によって殺害された事件後、暴力的な抗議活動をあおった「扇動的な」左派を非難した。左翼党首のジャン=リュック・メランションにとって、問題は説明責任を果たさない警察を抑制できない政府にある。

Jean-Luc Mélenchon: We’re in Danger Because the Government No Longer Controls the Police (jacobin.com)

 

【記事の要約】

ジャン=リュック・メランション氏は、警察への批判が不可能になったことについて語りました。

また、政府が警察をコントロールできなくなり、警察が政府に対して圧倒的な力を持っていると述べました。彼は警察の全面的な改革が必要であり、訓練や監督の再確立、倫理規定の復活などを挙げました。また、警察の投票傾向が極右に偏っていることについても指摘し、警察の人種差別が問題であると主張しました。

 

メランション氏は、貧困層やマイノリティが共同体から排除され、都市の反乱が形成されていると述べました。彼は、中産階級が貧困化し、社会との関係が不安定になっていることを指摘し、中産階級と貧困層の結びつきを再構築する必要性を強調しました。

 

警察への批判や暴力の問題について、メランション氏は、暴力は政治的な戦略としては望ましくないとし、非暴力的な戦略を提唱しています。また、都市の問題についても言及し、都市の再編成と政治的な代表の再構築が必要であると述べました。

 

最後に、メランション氏は左派の具体的な取り組みについて語りました。彼は、人民連合を実現することが重要であり、社会勢力と政治組織の間の分断を克服する必要があると述べました。また、暴力的な行動に対抗するためには、非暴力的な結集が必要であり、大規模な結集がより効果的であると主張しま

した。

 

フランスの暴動の写真 に対する画像結果