【管理人の一言】

安倍晋三氏にふさわしい。帝国主義者のプーチンとバイデンの力関係から導き出すウクライナ戦争「解決法」。そこではウクライナ人民やロシア人民の生活や希望は無視され、政治と軍事力から導き出される「日本ファースト」に基礎を置くパワーポリティクスだ。

 

 安倍晋三の視野のどこにも世界平和やアジアの平和、そして悲惨な戦争への反省や再発防止の視点が無い。とはいえアベ外交路線からして、それは驚くべことではない。

 

もう一つの注目点。それゆえに安倍氏の立場は、米国追随では全くない。むしろ大国の角逐の間をついて日本の野望を徐々に実現しようとしていることだった。核のシェアリング(核兵器の部分所有)などで核武装に至る反動的な夢を描いていたようだ。「安倍氏の主張の根底には常に米国からの「自立」=「戦後レジームからの脱却」があるのだろう」という孫崎亨氏の指摘はその限り正しい。そして、現在推し進められている軍拡の背後勢力の少なくない部分は安倍外交=自立と戦後レジュームからの脱却を目指すものである。

 

確かに一読に値する記事だ。

 

「孫崎亨のつぶやき」

孫崎享 2023/04/29