折口晴夫

 

5日目、あと2日!

 さて、話は変わるが、18日の「時論公論」がドイツの脱原発を報じていました。紆余曲折はあれ、まっとうな判断を行ったということ。報道では、日本の原発回帰と対比しつつ述べていたが、何とも歯切れが悪い。

 そこで思い至るのはフランスの死刑廃止、死刑存続の世論が60%ほどあったなかで、政治的決断で賢明な判断を行っています。日本の政治には求めるべくもないことですが・・・

 

 「フランス共和国大統領になってからミッテランは最初の死刑判決に減刑を適用する。1981年8月26日の閣議では、死刑廃止法案が承認された。この法案はロベール・バダンテール法相によって国会に提出され、国民議会では363票対117票、上院では160票対126票で可決された。そこでフランスでは、1981年10月9日の法律81-908号によってあらゆる普通犯と軍事犯に対する死刑が廃止された。この法律は翌日から施行された。法律の第一条には『死刑は廃止された』とある。フランス各地の刑務所にいた6人の死刑囚は恩赦を受けた」