こんな時でもマイナンバーかよ!
 日曜日なのに昼まで雨、おかげで午前中の西宮ピースネットの街頭宣伝は来週に延びてしまった。午後は出かける予定もなく、3・11震災9年関連のテレビを観た。


 昨日、西宮市はマイナンバーカードの受付事務をするために市役所の窓口を開いた。あれも自粛これも自粛の挙句、マイナンバーカードを普及させるための事務は土曜日も行った。同じ日の「神戸新聞」が、「県民取得率20% 全国4位」という記事を載せている。


 それによると、西宮市は21・7%、トップは三田市で28・49%、他に20%台は播磨町、芦屋市、伊丹市、神戸市、加東市、洲本市、川西市、尼崎市、三木市、猪名川町、上郡町といったところ。


 その取得が半ば強制されている自治体職員(家族にまで強制が及んでいる)はどうかというと、兵庫県内の平均が42・49%とやはり高い。しかし、西宮市職員は17・01%、実にあっぱれな数字だ。もっとも頑張っているのは宝塚市職員の16・98%で、80%台という無抵抗組が佐用町と小野市。


 神戸新聞はこれを「推進するはずの行政側の意識の低さも目立った」と評し、マイナンバーの危険性に対する批判的視点は微塵もない。さらに、「国は公務員とその家族については20年度中にカードを取得するよう求めている」こと、「住民ほぼ保有」を23年目標としていることも、無批判に報じている。


 そもそも、マイナンバーは強制的に押し付けられ、カード取得は任意なのに、持つことが当然であるかに国もマスコミも当然とている。この件での判断は実に明快、12桁のICカードで管理された〝自由〟が欲しいか、そんなのは御免かどちらかである。

 

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