折口晴夫
14時間前 ·
喜劇か悲劇か、戯画三題!
今日の新聞記事からみえるこの国のいま。
1.檻のなかの聖火リレー
千人を超えるコロナ感染が出た大阪で始まった聖火リレー、これを異様と感じないで報じるマスコミはどうなっているのでしょう。その先に2020東京五輪があるとしたら、それこそ五輪の真の姿でしょうが。
2.風評被害かトリチウム水海洋放出
捨てることが解決だという習性からすると、液体は海に捨てればいいという以外の考えは思い浮かばないのです。それが放射能汚染水であろうと、薄めて流せば消えてなくなる。あとは風評被害についてあれこれ言を左右していたらそのうちあきらめる、ということか。
原子力市民委員会は「緊急声明」(4月11日)で次のように指摘しています。
「政府は、トリチウムの年間放出量を22兆ベクレル以下にするとしている。しかし、これは、福島第一原発における事故前の放出管理目標値(上限)であり、実際の放出実績は年間約2兆ベクレルであった。つまり、福島原発事故前に、発電にともなって放出していたトリチウムの10倍の量を、放出し続けようとしているのである」
マスコミは〝国の基準の40分の1未満〟などと報じていますが、実態は違っているのです。放出総量の巨大さも含めて、これが海を取り返しのつかないほど汚染することは明らかです。
3.兵庫知事選にみる維新の野望と自民の屈伏
兵庫県議自民党会派が空中分解し、闘わずして維新にひれ伏すことになりました。ことの発端は、大阪維新お抱えの総務省官僚を自民会派の一部が担ぎ出したこと。これを松井大阪市長が推薦すると言い出し、兵庫選出の自民国会議員もこれになびき、井戸後継の副知事を押す自民会派多数派ははしごを外された形となったのです。
大阪から兵庫に越境してくることは大阪維新の彼岸でしたが、今月実施された宝塚市長選でも敗北しました。ちなみに、コロナ禍で府県境を超えないでなどと言っていることが、こんなところで違ったかたちで維新に手痛い結果をもたらした感があります。
維新的候補と元副知事と、どっちだと言って、どちらもダメとなると、どうすればいいのでしょう。取りあえず、維新の首長は最悪だからという判断をしなければならないのだろうか、情けない限りです。
6永岡 浩一、Hiroshi Miyamoto、他4人
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