涙袋を考える〜フェロモンタンクってなんのこと?〜 | 美容外科/形成外科 塩崎医師のブログ

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元都内大学病院 形成外科 医局長。現在は都内で美容外科医として勤務中。二重瞼と鼻、豊胸が専門。
全て「自然かつ華やか」を信条としています。
美容手術、医療問題、医師のキャリアについて。
診察のご用命は新宿アマシオクリニックで予約をお願いします。

こんにちは。城本クリニック 形成外科専門医 塩崎です。

 

本日は涙袋のお話。

まずは写真から。ヒアルロン酸注入直後の写真です。

 

 

患者さんからご好意でいただいた写真故、色調が加工されているのはご容赦ください。。(^◇^;)

なんとコラージュまでしていただけました。

(郡山の患者さん、写真提供をありがとうございます!!)

 

さて、あくまで私見ですが、極端に大きな涙袋は今は流行らない印象です。

化粧映えする程度にぷっくり、「高さを出す」のが僕のおすすめです。

あまり「広く」涙袋を作ってしまうと、かえって老け込んだ印象を与えます。

 

さてこの涙袋、正体は「眼輪筋」という筋肉です。

これは瞼をリング状に取り巻いている筋肉で、まぶたを閉じる作用があります。

 

(おじさんの写真ですみません。。ヒアルロン酸術後ではないですよ)

 

笑った時に、目の下がグッと膨らむのがわかるでしょうか。

なので、「袋」があるわけではないんですね。理屈で言えば、力瘤を作るのとおんなじで、筋肉が縮んで盛り上がるわけです。

 

また、これを「フェロモンタンク」なんて呼ぶ人たちもいるみたいですね。

もちろんフェロモンとはなんの関係もありませんが、、

やはり、笑顔で膨らむ部位ですから、「真顔は可愛らしく」「笑顔はより可愛らしく」なる効果を狙って施術します。

 

施術内容は極めてシンプルで、ヒアルロン酸を注入するだけです。

が、先ほども言ったように、ただ大きくするのではなく、「高さを出す」のがポイントと考えています。

患者さん各々に、適切なデザインがあるので、良いデザインを話し合って決めましょう。

あと、浅く入れすぎると青っぽくなります。結構難しいんですよ。

 

ところで、ヒアルロン酸の「もち」は半年から1年というのが定説ですが、、

こと涙袋については倍程度持つ印象があります。これについてはある程度理由があるのですが、

こちらでは省きます(確証がありません故)。

 

クリニックでお待ちしております。

 

塩崎正崇