都内を中心にフリーで料理代行をしています。
先日の仕事休みに、念願だった展覧会へ行ってきました
石村嘉成展
『いきものたちのワンダーランド』
この方の絵を初めて見た時(YouTubeなんだけど(笑))、
色使いの鮮やかさと動物たちの活き活きした様子、
そして表情の愛らしさにとても惹かれて
一気にファンになりました
「現物をこの目で直接観てみたいなぁ」
と、頭の片隅でずーーーっと思っていて、
ある日、いたたまれなくなり(もはや中毒w)
「今年は特に旅行の予定が無いし、思い切って愛媛に行くか?!」
そうとなれば思い立ったが吉日とばかりに
愛媛の展覧場所を確認しようと
彼のホームページを検索。
そしたら・・・
『4月11日から横浜へ初上陸』
の文字が
我が家からは横浜まで電車で1時間チョイ。
この距離、普段なら「ちょっと遠いなぁ」と
二の足を踏むのだけど
愛媛に比べたら断然近い(笑)
空も飛べるんじゃないかってほど
フットワークも軽くなっちゃうよね〜
せっかく間近で観られるのだから
眼と記憶にしっかり焼き付けようと
気合い充分で臨んだら
撮影OK
マジで
で、ここぞとばかりにパシャパシャ撮りまくり
こういう時にオバサンになったなぁ〜って凄く思う、遠慮が減って図々しくなるのよね
タッチの異なる絵も迫力あって


元々は版画から始められたそうで
版画の展示もありました。



あとは石村嘉成さんが絵を描くうえでの
一つのテーマとしている親子の絵






色使いが多彩で、近寄ってじっくり観て
離れてまた観て・・・をしつこく繰り返し(笑)
尚且つ3往復して全てを堪能しました。





テーマがしっかりしつつも微笑ましさもあり、
まるで絵一つひとつが絵本のよう。
眺めていると自然と笑顔になる
私にとっては癒し効果満点の作品たちでした。
本当にどれもこれも素晴らしくて
全ての作品をここでご紹介したいくらいなんですが
それだと行く方のお楽しみが減っちゃうかなぁと
自粛した次第です
被写体がある絵はもちろんのこと、
架空の動物までも臨場感たっぷりに描かれていて
本当に見応えのある展覧会でした。
ご存知の方も多いかと思いますが
この方、石村嘉成さんは自閉症をお持ちで
まだ今のように療育が一般的ではなかった時代に
愛情深いお母様と素晴らしい先生に出会い
後に絵の才能を開花させた方なんです。
お母様は嘉成さんが小学生の時に
癌で他界されていますが
お母様が嘉成さんを育てていた際に
先生へ送ったお手紙等の展示もあり、
とても切なく、自分の身をも引き締まる気持ちを覚えました。
嘉成さんの絵のテーマの一つである『親子』は
このようにお母様が心の中にいつもいらっしゃるからなんでしょうね
癒されつつも
私も人間という動物として
他の動物や自然と調和を取りながら
生きていこう
そう思う充実したひと時でした。
こちらの展覧会は5月11日まで
横浜の赤レンガ倉庫で開催されているそうです。
ご興味のある方は是非、嘉成さんが描く
動物たちに会いに行ってみてください