ある時、印刷しようとしたら、
「B200 修理が必要な故障です」とメッセージが出て、印刷出来なくなってしまった。
機種は、キヤノン PIXUS IP7230。
購入したのは年賀状用に買ったのが丸わかりの2013年12月。
購入期間額は税込12,550円。
使用頻度は高くないが、やはり無いと困る。
かと言って、修理すると現行のローエンドの機種が下手をすると2台くらい買える金額になる(はず)。
プリンターの上に2台目のディスプレイを乗せているので、最近の上にスペースが必要な機種は購入出来ない。
中古を探してみたところ、動作が未確認だったり、明らかに不具合があるものでも5,000円前後。
中古ショップで販売されている完動品の中古だと15,000円前後。
金額的には修理するのと大差無そうで、ならヘッド回りは新品になるであろう修理の方がマシという気もする。
そこまでして必要ではないから諦めるか、と思っていたのだが、ちょっと調べてみたところ、ヘッドを洗浄してB200エラーから復活したというブログを発見した。
それに従ってヘッドを外し、分解したのだが、ビスが異常に固い。手では回せず、ラジオペンチでようやっと回す事が出来た。
プラスチックに捻じ込むビスなので、ここまで捻じ込まなくも振動で弛む事は無いだろうに、というくらい固かった。
下図は洗浄後、撮影のために仮組したところ。
銀色の2本のビスが異常に固い。
あとは水洗いの繰り返し。6,7回ぬるま湯を替えただろうか。
不思議なもので、まず黒が溶け出し、何度か洗っていると水がマゼンタに染まり、最後にシアンに染まるといった感じだった。
イエローは黒に紛れたのだろうか。
あとは一晩乾かして、テストするのみ。
なのだが、参考にしたプログのコメント欄は、ヘッドをうまく元に戻せないとか、戻せたがエラーは消えないといった失敗報告(相談?)ばかりで、成功報告はなんとゼロ。
(成功を報告していないだけという可能性もあるが)
ヘッドを戻せていない場合は治っているかどうか不明だから、他に成功した人は居ない可能性すらある。
想像するに設計時にヘッドの水洗いは想定してないだろろうから、中途半端な洗浄の場合、内部で固化したインクで更に状況を悪化させていたり、乾燥し切っていない状態でインクが想定外のところに染み出したりといった事態が起きているのかもしれない。
上図の白い部分はセラミック(=多孔質)っぽいので、完全に乾燥するには時間が掛かるだろうし。
他にもエラーコードは違うが洗浄してもダメなケースもあるようなので、これで治ったとは全く言い切れない。
というか治らない可能性の方が高いかも知れない。
これでダメだったら、中華ヘッドとかを買うしかないかも。
ヘッドの外し方は分かっけど、元に戻す方が厄介らしいから、それはそれで心配だが。