私は喫煙者で、腰を悪くする前はゴルフをしていた事も有り、ライターは風に強い、通称ターボライターを使っています。
ここ数年(10数年?)はデュポンのミニジェットを使っています。
何個か持っていましたが、使っているうちに着火しにくくなったり、全く着火しなくなってしまい、今では写真の2個に。
右側も一発で火が付く事は稀で、何度かトライしてやっと着くという感じなのですが、左側は火花も飛ばず、ガスが出ている音すらしなくなってしまったので、出来る範囲で修理してみようと思います。
まず、精密ドライバーで下側のネジを外します。
次に、上下に引っ張り分解するのでが、これが固い。
ナイフの刃が入る程度の隙間にするのも一苦労です。
少し開いた状態が下の画像です。
完全に外れるとこんな状態になります。
両側に金属製と思しきメッシュのネットが付けられています。
火花を飛ばす際に端子間に掛る電圧がケースに掛からないようにする一種のアースでしょうか?
(触媒の化学反応で着火させていると書いているサイトもあるのですが、個人的には圧電素子で電圧を発生させていると思っています)
ガスの出る「シュー」という音すら聞こえませんので、どこかが詰まっていると思われます。
詰まる原因で一番考えられるのは燃焼カス、所謂ススでしょう。
それなら車のオイルやカーボンと同じだろう、という事で、車用のパーツクリーナー(プラスチックOK)に漬けて込んでみる事にしました。
結果は・・・
飛んでいなかった火花が飛ぶようになり、ガスも「シュッ、シュッ」と断続的ながら出ている感じになりました。
が、たまに申し訳程度の火が着く事もありますが、すぐに消えてしまい、ライターとしての機能は果たせません。
ガスが断続的なのと弱過ぎるようです。
ガスの大小を決めるネジ部分のOリングとパーツを外して、火力を調整するも着火には至らす。
そのうちどこに付いていたか分からないバーツが外れ、レバー?の動作もおかしくなってしまいました。
もう1つを分解してどこに付いていたパーツなのか確認する手もあるのですが、同じ事が起きる可能性もゼロでは無いので、それは断念。
という訳でこのライターの修理はここまで。失敗に終わりました。
ですが、完調とは言えなかったもう1つのライターの着火口をパーツクリーナーを付けた綿棒で何度か拭いたところ、一発か二発で着火するようになりました。気のせいか火力も元気になった気がします、
ミニジェットは価格も購入当時の2倍くらいになっていて、デザインも不細工になってしまい、買い換える気が起きなかったのですが、これでまた数年は持ちそうです。