躍進の秘密と言っても私が発見した訳ではなく、基本的に受け売りですが・・・
F1 2022 第4戦エミリヤ・ロマーニャGPは前戦と打って変わってレッドブルが完勝しました。
スプリントが実施され、アップデートを投入してもFP1の1時間しか確認出来ないため、フェラーリがアップデート投入を見送る中、レッドブルはアップデートを投入して来ました。
1つはキールウイング。
アストンマーティンが新車発表時に導入しており、すぐにフェラーリが、そしてアルピーヌが、次いでレッドブルが導入しています。
2つ目はフロア。
リア側をステーでの吊り下げ式(カウル内)に変更する事で5kgほど軽量化したようです。
形状変更を伴わない5kgの軽量化であれば、確実に0.1~0.15秒のタイム短縮に繋がるはずですから、投入を躊躇する必要はありません。
何より大きいのはリア側の軽量化で相対的にフロント荷重が大きくなった事。
これまで盛んにフェラーリは回頭性が良いと言われていましたが、これはレッドブルはフロントの荷重が不足していたという事を意味しています。
それが今回のリアの軽量化で改善されたという事てすね。
デグラデーションがフェラーリより少なかったのは、前後の荷重バランスがフェラーリより良かったという事のような気がします。
今後も継続して軽量化していくようですが、前後バランスと言う意味で今より良くなるのか、元に戻ってしまうのか、要注目です。
前後バランスと言えば、フェラーリはマイアミGPで最高速重視の薄いリアウイングを投入するという噂です。
ドラッグが減るという事はダウンフォースも減るという事ですから、今の荷重より更にフロント寄りになるという事です。
今がニュートラルだとすると、それよりはオーバーステア気味になる訳で、それがどのように影響するのか、興味深いですね。