F1 2022 サウジアラビアGP 予選を終えて傾向を考察 | masashik0305のブログ

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ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

 

F1 2022 サウジアラビアGP予選が終わりました。

 

ペレスが嬉しい初PP

PPを獲ったのに実はレースペース重視のセッティングだったとも言われています。

レッドブルはバーレーンでもそう言っていましたね。

2-3はやはりフェラーリが速く、フェルスタッペンはQ3でタイヤをウインドウに入れる事が出来ず4位となりました。

 

ペレスPPと同じくらいのハイライトはハミルトンのQ1敗退でしょう。

ラッセルが6位に入っている事から、車のポテンシャルの問題では無く、セッティングの問題のようです。

 

開幕前の話では、高速コーナーはレッドブルが速く、中速コーナーはフェラーリ、低速コーナーはメルセデスと言われていました。

事実、ゼロポッドを検討したと言うハースも「ゼロポッドは低速は良かったが・・・」と言っています。

 

ここからは完全に素人の妄想になりますが、メルセデスゼロポッド

 

・低速コーナーが速いという事は低いスピードでもフロアでのダウンフォース(以下、Fダウンフォースと言う)が大きいという事

・当然高速になるとより大きなFダウンフォースを発生するが、大き過ぎて、ポーパシングが起き遅くなる

・ポーパシングを緩和する為に車高を上げると十分なFダウンフォースが得られない

・それを補う為にウイングでのダウンフォース(以下、Wダウンフォースと言う)を得ようとする

・すると、ドラッグが増える

・増えたドラッグを無視できるほどパワーは無い為、最高速が伸びない

 

問題は、ある程度のタイムが出せるセッティングの幅が異常に狭いという事なのだと思います。

 

さて、予選のスピードトラップの順位を見ると以下のようになっています。

 

上位にレッドブルパワートレインズ勢、続いてフェラーリPU勢、下位にメルセデスPU勢という構図はバーレーンの予選の時と変わりありません。

フェラーリはバーレーンの決勝では更にWダウンフォースを付けるセッティング、よりデクラデーションの小さいセッティングにして来ました。

 

レッドブルはレース重視のセッティングと言いつつ、ドラッグを減らし(Wダウンフォースも減らし)たセッティングである事が分かります。

ダウンフォースが小さいとデクラデーションは大きくなりますから、何十周もする決勝でこのセッティングが正しいのか微妙なところです。

 

抜き易いのであれば、最高速重視も有りだと思いますが、今年の車は近付き易くはなっているものの、抜き易い訳では無さそうなので、この選択がどう出るか楽しみです。

 

どのサーキットでも速いフェラーリに対して、高速コーナーの多いサーキットが得意なはずのレッドブル

レッドブルがここを落とすと前半戦はフェラーリの独走という可能性もありそうです。

 

そして恐らくパルクフェルメを破ってセッティングを変えピットスタートになるであろうハミルトンセッティングを合わせて来れるかどうか、ラッセル決勝のコンディションでもウインドウの中に居られるのかにも注目です。ウインドウに入れられないとかウインドウから外れるといった事が起きるなら、前半戦のメルセデスはどちらかもしくは両方がQ1やQ2敗退が常態化しかねませんから。