先日のMリーグ2020 開幕!で下記のように書いたのですが、
開幕に当たり、前哨戦として、各チームの監督/マネージャーによる戦いが行われてました。
その中でチーム雷電の監督が補強について気になる事を言っていました。
・今季は黒沢咲選手が出産まもないという事もあり、体調によっては、
シーズン中の補強も有り得る。
・これまでも補強は考えた事があったが事情により出来なかった。
チーム雷電はMリーグで唯一決勝進出経験の無いチームであり、数少ない3人編成のチームなのですから、本来であれば、2020シーズン開幕に向けて、最も補強が必要なチームだと思います。
それが事情により出来なかった。。。
そこで思い出してしまいました。
Mリーガー1人につき、年間400万円以上のコストが掛かるのだと。
年俸の最低保証が400万円、その他なんだかんだで500万くらいは掛かるでしょう。
3人体制では選手以外のスタッフ含めて2000万円/年前後のコストだったものが、2500万円とかになる訳ですから、3位以上になれば追加分は賞金でペイ出来るとは言え、即決で追加予算を承認する会社は少ないですよね。
実際には、賞金やMリーグの運営費もオーナー企業が出資してるでしょうから、3人体制でも4000万円近く掛かっているようにおもいます。
コンテンツ事業を持たない企業はほぼ持ち出しですし。
ただ言える事は、電通という会社としては、追加投資をしてまで強くなる必要は無い、現状の範囲内で頑張ってくれれば、それで十分、という考えだということですね。
プロ野球だって、万年Bクラスでも、ファンが来てくれて儲かれば、強くなる必要など無いと考えるチームがある訳ですから。
戦力補強はしないけど、黒沢プロの万が一に備えるのは人道上の理由なので仕方が無いと。
テレビ朝日のEX風林火山が補強しないのも同じく予算的な理由かも知れませんね。
昨年は最低女性メンバー1名とか、今年は2年連続ファイナル進出を逃したチームはメンバー変更必須とか、毎年、レギュレーションが変わっています。
勝てないチームはメンバー変更とかガチで勝利を目指す姿勢を求める方向になっている訳ですが、オーナー企業がそこまで勝利に執着していない?雷電や風林火山みたいなチームからすると、大きなお世話だ、放っておいてくれ、という感じなのかも知れません。
そのうち、「設立当初は付き合いで参加してくれるだけでいいと言ってたじゃないか!」と脱退するチームが出て来るかも知れませんね。