今週月曜、テレビ東京で昨年放送された「記憶捜査~新宿東署事件ファイル~」がスペシャルドラマとして放送されました。
事件は、ボヤ騒ぎが起きた直後、消火の為ずぶ濡れになった町内の人達を温める為、振舞われたカス汁を食べた人達が体調不良を訴え、2名が死亡するというものでした。
カス汁に青酸化合物が混入していた事がわかり、カス汁を作った女性が被疑者として疑われます。
捜査の結果、被疑者は死亡した1人にかつて結構詐欺にあっていた事がわかりました。
真犯人は被疑者の娘。
母を騙した男に復讐する為、男のカス汁の器に青酸化合物を混ぜて男に渡したのでした。
しかし、男は魚嫌いだった為、手を付けずにそれを鍋に戻します。
その結果、鍋に毒物が混入する事となり、1人が死亡、多くの人が重軽傷となりました。
その様子を見ていた男は、過去の自分の行いにより自分が狙われた事を知り、どういう訳か毒物の混ざったカス汁を自ら食べ、命を落とすという事件でした。
さて、真犯人はどういう罪に問われるのでしょうか?
毒物を持ち込んだのは確かですが、それを鍋に入れたのは死亡した男ですし、鍋のカス汁を食べた人達への害意はありませんでした。
男の死亡原因は、毒物混入を知りながら、敢えて自ら食べた事によるものですから、ある意味自殺です。
住民に対しては殺人準備罪とか傷害致死とかで、男に対しては殺人未遂でしょうか?
どういう罪状かはドラマの本筋では無いので、語られませんでしたが、気になりますよね。