タミヤ 1/20 グランプリコレクション No.29 ブラウン・ティレル・ホンダ 020です。
2代目アンヘドラルウイングマシンですね。
設計監修は、またまたハーベイ・ポスルズウェイトさんです。
ティレル019をハーベイさんと一緒に作ったジャン・クロード・ミジョーによるとフロントウイングをその後出て来たベネトンのような吊り下げ式では無く、あの形にしたのはハーベイさんが吊り下げ型を見て格好悪いと言ったからだそうです。
エンジンは前年の019のフォード・DFR※からホンダ RA101-E, 60度 V10に換装されています。
中嶋スペシャルと言われたエンジンでしたが、実際にはDFRより重くなり、マシン全体のバランスは019より悪化していたそうです。
(ホンダのサイトには、パワーアップにより駆動系が音を上げ、トラブルが多発、と書いてありますね。)
フォード・DFR※
ショートストローク版のボア×ストローク90.0×58.8mm(オリジナルDFVは85.6×64.8mm)のストロークを68.6mmに変更した3.5L規定対応のDFZを改良したエンジンがDFR。1989年から1991年まで使用された。
本物はこちら。
その中嶋スペシャル ホンダ RA101-E, 60度 V10エンジンです。
本当はカムカバーのホンダのロゴはシルバーで塗装するのですが、私の技術では汚くするのが落ちなので、素直に見送っています。
エキゾーストパイプは2本と3本に成形されたパーツを組み合わせる形になっています。
モノコックがボディパネルを兼ねています。
組付けてしまっていますが、ノーズ部分(バルクヘッドより前)とモノコックは分かれています。
カーボンの雌型成形が為せる業ですね。
マクラーレンは永らく雄型成形だった為、モノコックの上にボディパネルを被せていました。
モデラーの方にとっては当たり前のメーターなどのデカール貼りも私にとっては結構すごい事なのです。
完成形です。
写真で見ると黒に見えるボディですが、指定された色はライトガンメタル、なかなか綺麗な色です。
ノーズからエンジンカウルの後ろまで伸びる白いペイントは1枚のデカールになっているのですが、フロントのアッパーアームやプッシュロッドの付け根がデカールの中にある(赤丸部分)ため、3分割し、切込みを入れるなどして貼っています。
タミヤさんも何考えてるんですかね?(笑)