フィットに続いて10代目アコードの日本発売やシビック Type-Rの2020年モデル、更にLimited Editionが発表されました。
月販たったの300台! それでも新型「アコード」を日本で売るワケ
さらに走りを磨いたモデルも登場! とどまることを知らない「ホンダ・シビック タイプR」の進化に思う
10代目アコードと言っても、アメリカではほぼ同じモデルが2年前に発売されていますので、新鮮味は薄いですね。
税込み465万円だそうです。
14年前、Type-Sが税抜き?250万円位だったと思うので、とんでもないインフレですね。
これはホンダに限った話では無く、同時期税抜き299万円だったゴルフGTIも現在は419万円~になっています。
衝突安全性対策でボディが肥大化し、その他HONDA SENSINGのような装備が追加されている上に、ハイブリッド分が上乗せされています。
さらに、14年前、US版アコードは日本で言うとインスパイアで、日本版アコードより車格は上でしたので、今回発売されるモデルは、10代目アコードという名前のインスパイアという事になります。
2018年の北京モーターショーではインスパイア コンセプトとして出展されていましたし。
と考えると、比較すべきはアコードでは無くインスパイアという事になり、インフレ度も少し下がりそうです。
アコードの実質的な後継車はインサイトかも知れませんね。
デザインは・・・あまり好きではありません。
フロントマスクでは赤で囲った部分が気に入りません。
グリルからモールをヘッドライトの上までつなげているのですが、重心が高く見えますし、逆スラントしているように見えます。
出典:WebCG
サイドでは赤で囲った部分。
BMWのホフマイスターキンクの逆の処理です。
ホフマイスターキンクは他社にも真似されていますが、裏を返せば逆の処理は恐らく不評だから誰も採用していないのでは無いかと。。。
6ライトウインドウはただでさえ間延びして見えるのに。。。
出典:WebCG
リアのデザインはどこかで見たような・・・とても普通です。
まぁ、今のホンダにデザインを求めるのは無理かも知れません。
何せ、恐らく醜い車として歴史に残るであろう現行レジェンドをデザインした人が居り、それにGOサインを出した経営陣が居る会社ですから。
シビックの方もモデルチェンジという訳では無いので、こちらも新鮮味はありません。
このType-Rに対する個人的なイメージは「ライオンの皮を被った狼」です。
「羊の皮を被った狼」とは言いませんが、せめて、「狼の皮を被った狼」くらいにして欲しいところです。
ルノー メガーヌがType-Rより地味な外見でType-Rより速い事を考えるとあの威嚇的なフロントスポイラーやウイングはサーキットを速く走る為の必須アイテムでは無いという事です。
あれが無いとダウンフォースが足りないとすれば、メカニカルグリップがそもそも不足しているという事でしょう。
また、Limited EditionもBBSに頑張らせたのが10kg、ホンダが頑張ったのは僅か13kgでした。
メガーヌはRS トロフィーRでRSから100kg位軽量化しているというのに。
イエローのボディカラーとホイールだけオプションにすれば済んだ話のような。
ヨーロッパ向けにはウイングでは無く、リアスポイラーのモデルがあるようですから、それをType-Rの標準モデルにして、ウイング付きはType-RR(アールアール※)とかにすれば良いのではと思います。
※バイクでもCBR-RRとかありますが、ホンダの人は皆、ダブルアールでは無く、アールアールと呼んでいるそうです。