東京オートサロン2020でダイハツ・タフト コンセプトが出展されました。
似ているようで似ていない? 「ダイハツ・タフト コンセプト」と新型「スズキ・ハスラー」を比較する
同時に1月20日発売開始の新型ハスラーも出展されていました。
このハスラーの特にドア・ウインドウを見て思い出した車があります。
そうです。2代目ホンダ・クロスロードです。
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クロスロードは評論家の評価は高かったのですが、画像の左上にある通り3年8カ月という短命に終わってしまった車です。
ですが、SUVブームの今なら売れるのでは?と言われているようです。
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現在ホンダのSUVはCR-Vとヴェゼルの2車種。
初代CR-Vはライト(なんちゃって)クロカンという感じでしたが、現行型はアメリカ向けに大きくなってしまいました。
実は駐車場の隣が現行CR-Vなのですが、兎に角巨大です。
マスを感じる巨大さですね。
実は1.6トン位なのですが、優に2トン超えのように見えます。
ヴェゼルはフィットベースのSUVで2019年最も売れたSUVだそうです。
ヴェゼルがフィットベースという事もあって、この2車種間の車格が離れ過ぎている印象を受ける人が多いのでは無いでしょうか。
この2台のディメンションは、下記の通りです。
CR-V(135kW/315Nmモーター 高速走行時 2L DOHC※)
全長×全幅×全高 4605×1855×1680
ホイールベース 2660(なんでこんなに短いんでしょう?)
ヴェゼル:(97kW/156Nm 1.5L DOHC + 22kW/160Nmモーター)
全長×全幅×全高 4340×1770×1605
ホイールベース 2610
(参考)2代目クロスロード(2.0L SOHC i-VTEC):
全長×全幅×全高 4285×1755×1670
ホイールベース 2700
※i-MMD(e:HEV)はモーターのみまたはエンジンのみで走行し、モーターとエンジン両方で駆動する事は無い為。
ホンダのi-MMD(e:HEV)は現在135kWモーターと2Lエンジンの組み合わせと96kWモーターと1.5Lエンジンの組み合わせしかないので、そこで差別化は出来ないのですが、1.5Lターボを115~120kWにチューニングして載せ、CR-Vとヴェゼルの間に押し込むというのは有りかも知れません。
但し、仮に3代目クロスロードが発売されても、売れるかどうかはまた別の話です。
まず、2代目より格好悪くなる可能性が高い事。
例えば、出る時期が早過ぎた名車アコード・エアロデッキの復刻を自称したアヴァンシア、エアロデッキに似ても似つかないこの車は2年4カ月の超短命でした。
出すなら、一瞬何も変わっていないように感じるくらいのキープコンセプトが条件でしょう。
そして、そもそも、ホンダにそんな販売力は無いであろう事。
ホンダに、軽に興味があって来店した人に登録車を、ある車種に興味があって来店した人に上のクラスの車を売る力はありません。
2代目が短命に終わったのも車の問題では無く、ホンダの販売力の弱さが原因だと思っています。
売れるとすれば、他車種がモデルライフの停滞期で他に売る車種が無い時くらいだと思いますが、それでも軽のNシリーズが売れ続けていれば、気が付けば売れたのはNシリーズなんて事になっていそうです。
ホンダ自身がそう思った時は”N-クロス“とか言う軽を出すかも。