カラテカ入江の仲介で詐欺グループの会合で「芸」を披露した吉本他の芸人達の問題。
発覚当時は相手の素性も知らなかったし、ギャラを貰っていないと言っていました。
「芸」を披露することで、対価を受け取る事が仕事の芸人が、ノーギャラで仕事を受けるという事は、芸人である事を放棄する事ですから、初めから嘘丸出しでしたが。
唯一の可能性は主催者側と極めて親密な関係にあった場合だけでしょう。
どちらにしても、ギャラを受け取っていたか、相手の素性知っていたか、少なくともどちらかだったはずです。
ギャラについて嘘を吐いていた訳ですから、相手の素性を知らなかったというのも嘘に決まっている、と個人的には思っています。
が、吉本側が受け取っていたと判断し、謹慎処分が言い渡されたようです。
これについて各芸人が謝罪コメントを出していますが、受け取っていたのに受け取っていないと嘘を吐いた事についても謝罪したのは、ロンドンブーツの田村亮のみ。
宮迫にいたっては、「犯罪者集団だと知らなかったとは言え、」と相変わらず言い訳に終始しており、ギャラを受け取っていないと世間を騙した事については一切触れていません。
嘘を吐いて収入を得ようとする、詐欺グループと同じメンタリティの持ち主という事ですね。
本当にゲスの極みのクズです。
それはさて置き、今回の件の報道について、「闇営業」という部分だけがクローズアップされ過ぎのように感じています。
吉本で吉本からのギャラだけで食べていけるのはほんのひと握りの芸人と言われています。
ですから、大半の芸人はアルバイトで生計を立てており、一般の企業のように「副業禁止」といった就業規則は無いと思われます。
となると、どこまでがアルバイトでどこからが闇営業かの線引きは極めて曖昧で、そもそも雇用契約書なんてものは存在しないという説もありますから、闇営業の定義は無いという事になります。
であれば、「闇営業」は吉本社内の問題ですらなく、ニュースの見出しを飾るような話ではないはずです。
問題になるとすれば、恐らく収入を申告していないでしょうから、脱税だけでしょう。
今回の問題は、「反社会勢力」との交流、この一点につきます。
何人か出演者の前で、詐欺グループメンバーが「詐欺で稼いでいる」事を自慢げに発言し、入江は「悪いことしないと稼げないですからね」と言っていたと主催者の関係者が証言していますが、そういった事がメインのマスコミで報道される事は殆どありません。
本来であれば、「反社会勢力」とは知らなかったという供述が真実かどうかの検証がメインに報道されるべきところを、問題が有ったとしても吉本の社内問題に過ぎない「闇営業」にすり替え、問題を矮小化しようとしているように感じます。
カラテカ入江は芸人としての需要は元からゼロでしたから、居なくなっても以前と何も変わりませんし、宮迫も代わりは幾らでも居るでしょう。
嘘吐き芸人は排除するなど、芸能界も自浄作用があるところを多少は見せて貰いたいところです。（興行等を考えると芸能界そのものが反社会的組織と表裏一体だと思いますが）