2019年から日本で米ツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」開催 | masashik0305のブログ

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ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

数日前のニュースですが、2019年から日本で米ツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」が開催される事が報じられました。

 

6年契約で、賞金総額11億円、優勝賞金2億円だそうです。

日本のツアーであれば、大規模な試合でも、賞金総額が2億円、優勝賞金が4,000万円といったところですから、ざっと5倍の規模と言えます。

 

日本国内でUSPGAツアーの試合が開催されるのは、世界の一流のプレーを間近に見られるという意味では、喜ばしい事ですが、逆に日本の選手とUSPGAツアー選手との実力の差が浮き彫りになり、ツアー人気の凋落を加速しそうな気もしてしまいます。

 

ゴルフの場合、強い選手と回ったからと言って、強くなれる訳では無いと思いますので、日本ゴルフ界の底上げにも繋がらないように思います。

強い選手と回って強くなれるなら、マスターズやThe Openに出た選手は以前より強くなっているはずが、結果はご存知の通り。

 

これまでも、ダンロップフェッニクスなど海外の有力選手が出場する試合はありました。

USPGAの賞金に加算される訳でも無く、Fedexポイントも大きくなかったりと、USPGAツアーの試合と本気度は全く違っていると思いますが、それでも、かなりの確率で招待された外国人選手が勝っていたのですから、USPGAツアーの公式戦として、本気で勝ちに来る選手に歯が立つとは思えません。

 

日本選手のアドバンテージは、会場となる習志野カントリーは何度も回ったことがある、程度でしょう。

ですが、セッティングはUSPGAツアー基準な訳ですから、難易度的には全く別のコースに化けてしまうのでは無いかと思います。

 

また、ZOZOがUSPGAツアーのスポンサーになって、海外での認知度を上げたがる理由が分かりません。

 

ZOZOはご存知の通り、ファッション製品のインターネット通販が主業ですが、ファッション製品は、同じものであれば一般的に海外の方が販売価格は安価です。

下手をすると送料や関税を入れても海外から買った方が安い場合があります。

 

とすると、高い販売価格に送料を掛けて、日本の通販サイトから購入しようとするユーザーがどれだけ居るのか?という話になります。

仮に販売価格が安かったりすれば、今度は偽物を疑われるでしょう。

 

勝負になるのは、現地で仕入れ、現地から発送する仕組みが出来てからだと思いますが、そういう仕組みを作るといった話は聞こえて来ません。

そもそも前澤社長に地道な事をするイメージは無いですけど。

あるのは、「月に行く」とか「結婚しない前提で女優と付き合う」とか「ZOZOSUIT」とか、全てが売名行為?にしか思えないセンセーショナルな事だけをしているイメージです。

 

という訳で、11億掛けるなら、ZOZOシリーズとでも銘打って、優勝賞金5,000万円くらいで、コースセッティングはUSPGAツアー基準よりハードなくらいの試合を4試合くらい連続で開催してくれた方が、日本のゴルフ界にとっては良かったのでは無いかと思います。

 

前澤社長的には国内ツアーではインパクトが無さ過ぎなんでしょうね。そもそも目的が売名行為だと思われるので仕方ありません。

 

それよりも、この試合4年分に迫る38億円の営業損失を先日発表したばかりですから、6年契約が2年で終わりそうで心配です。