原新監督の暴走が止まらない | masashik0305のブログ

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ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

高橋由伸の後を襲う原新監督。

 

新監督と言っても3度目の就任だが、編成権も握っているらしい原新監督の暴走が止まらない。

 

1. オリックスと交渉が決裂し自由契約となった中島と契約濃厚

 オリックスが最大年俸1億円と査定した選手に1.5億出すらしい。

 若返りと称してマギーを退団に追い込み、枠を空けての獲得だが、

 マギーと異なり、レギュラーとしての活躍は望めないだろう。

 マギーより年俸は安くて済むかも知れないが、代打要員なら中井で

 も大差ないような気がする。何と言っても年俸は2,000万程度だし。

 一番恐ろしいのは、「何より私と相性がいいと、私が勝手にそう思っ

 ている。」という原のコメント。

 自分が指揮を執ったWBCで活躍した(から好きな選手)という意味だ

 と思うが、1度しかないサンプルで判断するなど頭の中を見てみたく

 なる。逆に言えば、期待したほど活躍しなければ、すぐに「相性最悪」

 という評価になる訳だ。

 何より好き嫌いで選手を選ぶ典型的なパワハラ管理者である事を

 自白してしまった。

 

2. 西武 炭谷を3年6億で獲得?

 打撃的に実は小林と大差なく、リード面でもそれほど評価の高くない

 炭谷を小林の4倍の待遇で獲得する模様。

 持ち味は守備力。巨人は長年、正捕手を張ってきたキャリアを

 生かしたリード面を評価している。」

 「巨人はここ数年、バッテリーコーチの人材不足に悩まされてきた。

 今年は村田ヘッドコーチが兼務したほどですから。」

 何年もバッテリーコーチを務めたにも関らず、1人も育てられなかった

 村田に任せるという判断がどうかしている。

 要するに、巨人には捕手の守備面でのポイントを理解している人間

 が居らず、よってコーチに適切な人材を配せず、育てられない、と

 いう事のように思える。

 「チーム全体が見渡せる捕手なら、後々は前任の高橋監督時代に

 苦労した作戦面なども任せられるかもしれない。将来的な指導者

 含みのオファーでもあります」

 これなら、来季は捕手をやると言っている阿部慎之助で十分だろう。

 

原新監督は「名将」と言われている。

12年間で7度のリーグ優勝、3度の日本一に加えて、何より第2回WBC優勝という実績が大きいと思われる。

2008年、星野仙一で北京五輪で4位に終わり、2013年、山本浩二でWBCを勝てなかった為、2009年に優勝させた手腕が際立って見えているのだが、本当に名将なのだろうか?

 

個人的には、有り余る戦力を比較的使いこなす事は出来るが、戦力的に劣っているチームを育成で強くしたり、戦術で優勝に導いたりする能力は皆無に等しいと思っている。

 

WBCは最高の選手を選ぶ事が出来る、好きな選手を好きに補強出来るチームである。リーグ優勝にしても前年か前々年には大規模な補強が為されている。

FAで補強出来る選手は30歳を過ぎており、2,3年すると衰えが見え始めるため、その戦力は3年程度しか持続出来ない。

そして、補強が外れると荒れ野だけが残る。

 

原が率いたチームであれば、同じ結果を残せる監督は何人か居るだろう。高橋由伸でも優勝出来たかも知れない。

 

何より問題なのは、原時代に選手が殆ど育っていない事だ。唯一の例外は坂本くらいだろう。

あれだけ補強しまくれば、生え抜きの選手にポジションなど残っていないのだから、育つ訳が無い。

 

本来、標榜していた「ジャイアンツ愛」とは生え抜きの選手を育て、中長期的に強いチームを作り上げる事だと思うが、原がやっている事は自分の任期中は補強で巨大戦力のチームを作り、後の事は知った事ではない、のように思える。

 

かつて、来年、再来年を見据えた活動をしている社員を「会社はそんな事は望んでいない」と叱りつけ、会社の望む事=超短期オペレーションの結果、事業部の売上を5年で1/5(5倍の間違いではない)にし、成果主義の会社でそれでも首にならなかった、全ての能力が処世術に集中した奇跡の管理職が居たが、その人を思い出させる。

 

ちなみに、その人は自分は優秀だが部下が無能なため、結果が出なかったと本気で信じていた。

好きな部下を重用し、気に入らない部下は放出しながら、5年やってダメなのだから、その人の無能さが原因の大半だと個人的には思うのだが。

 

結論としては、原辰徳に「ジャイアンツ愛」など無く、愛しているのは自分だけという事だ。