ホンダのスペック3は金曜だけでしたね | masashik0305のブログ

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ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

金曜から始まったロシアGPでスペック3のPUを投入したホンダでしたが、土曜のFP3、予選はスペック2に戻して戦ったようです。

 

戻した理由は、「新たなPUのセッティングに関してさらなる調整が必要と判断した」為、という事ですが、他メーカーがそんな理由で前のスペックに戻した例は過去に無いと思います。

 

という事は、

1. ハードウェア的にはほぼ完成したと言って良い

2. マッピングetcのセッティングは実戦に投入できるレベルでは無い

3. 2.は鈴鹿に間に合うかどうかというレベル

4. 確実なのはアメリカGP投入だが、30周年の鈴鹿ではより戦闘力の

 高いマシンで戦いたい

5. 鈴鹿で投入するとグリッドペナルティを受ける

 

「ならば、グリッドペナルティを受ける為に、シェイクダウンとしてロシアGPで投入し、鈴鹿に向けてのセッティングは継続して行おう」と、初めから途中でスペック2に戻すのは想定内だった可能性が高いように思います。

 

さて、昨日の予選、仮にスペック3だったら、どうなっていたのでしょうか?

スペック3がスペック2から30kWアップだったとして、パワーエフェクトは0.2秒/10kWくらいですから、0.5~0.6秒タイムが縮まった可能性があります。

 

ガスリーのQ1のタイムは 1:34.383で、13位でしたから、スペック3なら、1:33.800前後だったかも知れません。

このタイムはQ1 7位のルクレールのタイム 1:33.924を上回ります。

 

ドライバーの技量が同じだったとしても、ザウバーと比較して、PUはスペック3でも30~40馬力は負けているはずですし、車体も今やザウバーより良いとは思えないのですが・・・

 

Q3に入ると、ハースのマグヌッセンが1:33.181とタイムを大幅に伸ばして来ます。ルクレールも1:33.4くらいまで上げて来ています。

 

トロロッソは、Q1からQ2、Q3のタイム向上幅が、他チームより小さい傾向にありますから、スペック3だったとしても9位くらい、トップ3以外で5~6番手といったところだったのでは無いでしょうか。

 

アメリカGPで投入されると言われている車体のアップデートが待たれますね。

 

さて、話は変わりますが、昨日の予選でDAZNの解説の中野信治がドライバーについてこんな事を言っていました。

・クビアトのマネージャーはニコラス・トッドだった

・今は、ジョージ・ラッセルのようにG3でチャンピオンになり、F2でも

 ランキング1位のドライバーがF1に上がれない時代になっている

 ので、マネジャーの力も非常に重要

・ジョビナッツィがザウバーのシートを得たが、(マネージャーが誰か)

 興味深い

・日本人として日本人ドライバー誕生を願っているが、(遥かに速いドラ

 イバーでもF1に乗れない時代なのだから)ちょっと速いくらいでは、

 とてもF1に上がれない

 

”知ったか”小倉さんが、スーパーライセンスポイントで条件を満たすかとどうかだけで、スーパーGTの平川亮なんかの名前を出したり、先日F2で一度勝っただけの牧野任祐なんかを持ち上げる事に対しての痛烈な批判のように聞こえました。

 

流石に説得力がまるで違いますね。

 

日本GPの観客動員数が減っている事もあり、日本人ドライバーの誕生が切望されていますが、予選でQ2に進めるかどうか、決勝ではポイント獲得に2,3つ順位が足りない、なんて日本人ドライバーが居て、観客が増えるとでも思っているのでしょうか?

 

ホンダがF1に復帰し、盛り上がりつつある状況で、初の日本人レギュラードライバーとして中嶋悟が参戦した事で本格的に人気に火が付いた訳ですが、当時の中嶋悟「日本最速の男」星野一義を凌ぐ速さを誇っていました。

 

F1参戦前の3年間は、全日本F2三連覇、フジグランドチャンピオンシリーズ2年連続2位(1位は星野一義、3年目は参戦せず)今で言うと、スーパーフォーミュラ3連覇、スーパーGTでも2年連続ランキング2位といった感じでしょうか?

 

今のスーパーライセンスポイント制度に置き換えると、2年間でスーパーフォーミュラで40pts、スーパーGTで24pts3年間ならスーパーフォーミュラで60pts、スーパーGTで24pts、計84pts相当を取ってからF1に参戦した訳です。

当時、これだけ速いのにF1に乗れないのか?という思いで見ていたことを覚えています。

(全盛期にF1に乗っていれば、何回か表彰台に乗っていたでしょうから、キャリア晩年だったことが返す返すも残念です。)

 

必要なスーパーライセンスポイントを2年で1.5倍以上獲得し、さらに1年待ち、最終的には2倍以上取って初めて乗れた訳ですから、3年間で40ptsすら取れるかどうかのドライバーが乗ったところで、盛り上がるとは思えないというのが正直なところです。

 

配点が少ないとも言われていますが、2年連続でスーパーフォーミュラでチャンピオンになれば40pts取れる訳で、本人の思いは別として、ファントとしては、それくらいの速さが無いとF1に行っても仕方が無いと思います。

 

ps.

F1の決勝が始まりました。

ホンダはスペック3を載せてないと思うのですが、DAZNの解説のサッシャさん「ハートレーがグリッド最下位になったのは、またスペック3に戻したのか?」とか「スペック3のデータを取りたいホンダ」とか訳のく分からない事を言っています。

ハートレーがスペック2に戻す際、ターボとMGU-Hを新品に交換した事はWebに出ていますし、そのソースはFIAのリリースだと言うのに。

 

そのガスリーハートレーはアクシデントで2人ともリタイヤになってしまいました。

 

いずれにしても、思い込みで解説してはいけませんね。