W杯のグループリーグ3試合目で、日本代表は0-1でリードされている状況で、コロンビアが1点リードしたのを受け、コロンビアがそのまま勝つと信じて、負け切る作戦を選択しました。
これについて、各国メディアから批判の声が上がっているようです。
あの選択を見て思ったことは、「日本も成長したなぁ」でした。
確かに、追い付けば自力突破出来る状況で、コロンビア-セネガル戦の展開に賭けるというのは、ややギャンブル過ぎるとは思いますが、これまでの日本であれば、正々堂々と戦う事に固執するあまり、得点差を広げられたり、失点を防ぐためにカードを貰ったりしていたように思います。
批判している国の代表にしても同じ状況に陥った時、正面切って同点を目指す戦い方をするかと言われれば、答えはNoでしょう。
ファウルをしないよう、ボールを取られないよう、時間を稼ぐ戦い方をしつつ、同点を目指す振りだけは徹底する、が関の山では無いでしょうか。
唯一の問題は、セネガルがコロンビアに追い付いた時、引いてボールを回している状態から点を取りに行くスイッチを入れられたか、という事だと思います。
ああいう戦い方をすれば非難を浴びるのは当然で、それを覚悟であの戦い方を選択し、やり切ったという点で日本のサッカーも成長したな、と思います。
あと、日大の第三者委員会が中間報告を発表しました。
これまでの日大の姿勢から第三者委員会も日大の意を受けた調査結果を出すものと思われていましたが、
・内田監督(当時)、井上コーチ(当時)の指示による反則であったこと
・事件後、内田監督(当時)の指示で井上コーチ(当時)が本件に関係する選手らを呼び出し、別の日大関係者が口封じをしていたこと
・日大職員も内田監督(当時)の指示について話さないよう部員に要請していたこと
などを認定したようです。
下の二件は新事実ですね。
第三者委員会も井上元コーチも日大職員もこれ以上、隠蔽するのは不可能と腹を括ったのでしょうか。
既に内田元監督は日大とも日大事業部とも無関係な人間なので、庇う必要が無くなったという事なのかも知れません。
となると、我が身の心配をしなくてはいけないのは、内田元監督に裏の汚い仕事を押し付けていたと言われる理事長でしょうか。
そのうち、内田元監督が今回の事件そっちのけで、日大理事長の闇の部分を暴露する手記かなんか出すかもしれませんね。