先日のマルク・マルケスに続いて、ダニ・ペドロサも”レッドブル”のプライベートテストで”トロロッソ・ホンダ”カラーの”RB8”をドライブしたようです。
マルク・マルケス、トロロッソ・ホンダ仕様のマシンでF1初走行
まず、ドライバーについて。
マルク・マルケスもダニ・ペドロサも2輪のMotoGPのホンダ・ワークスであるレプソル・ホンダのライダーで、このプライベートテストを主催したレッドブルとは何の関係もありません。
ダニ・ペドロサは今季限りでレプソル・ホンダから離脱する事が発表されていますが、このようなイベントに登場するという事は円満離脱なのでしょうね。
話は戻りますが、現時点で、レッドブルとホンダは直接の関係はありませんから、常識的に考えれば、トロロッソの2012年式STR7をトロロッソ・ホンダ カラーにしてトロロッソのプライベートテストで走らせれば済む事です。
それを、”レッドブル”のプライベートテストで”RB8”をわざわざ”トロロッソ・ホンダ”カラーにして走らせたという事は、カナダGPでPUを比較するとか、7月1日開幕のオーストリアGPで発表するとか言いながら、腹は決まっているという事でしょうか。
これでもし来季もルノーなんて話になったら、あれは一体何だったんだ!て話です。
さて、この”RB8”、”トロロッソ・ホンダ”カラーですから、ノーズにホンダの”H”マークが入っています。
が、”RB8”が製造された2012年、ホンダはF1に参戦していません。
”RB8”のエンジンはルノー RS27 2.4L V8で、エンジンのレギュレーションは2006年から大きくは変わっていませんから、ホンダにも2006~2008年の2.4L V8エンジンはある訳ですが、共通なのはシャシーとの結合ボルトの位置くらいでしょうから、改造なしに交換出来るとも思えません。
改造が無かったとしても単なるプライベートテストの為に、日本からエンジンを運んで載せ換えるとも思えませんから、ホンダの”H”マークを付けたルノー RS27 2.4L V8マシンという事でしょうか?
ホンダの2.4L V8だったとしても、公表した途端にレッドブル・ホンダ確定と言われますし、ルノー RS27 2.4L V8マシンだったとしても、ルノー・エンジンマシンに”H”マークを付けたというのは問題になるでしょうから、真実は闇の中だと思います。
が、気になりますね。
さて、昨日、カナダGPで2基目のPUを投入すると報じられたメルセデス
ですが、今日、断念というニュースが入って来ました。
メルセデス、カナダGPでのアップグレード版F1パワーユニット導入を断念
これで、PU的には全車ほぼイーブンという感じでしょうから、車体の差が如実に現れるレースになりそうです。