バルセロナでは、トラブルに始まりトラブルに終わったマクラーレン。
最終日の最後にアロンソが全体3位のタイムを叩き出し、車さえ壊れなければ、予選上位に食い込む可能性を見せました。
が、ロングランのペースはトロロッソと同等という話もあり、速いのか遅いのか、良く分かりません。
トロロッソはレッドブルのジュニアチームという位置付けですし、ルノーは今年ワークスとしての復帰3年目、5年計画くらいを公言していて、スポンサーからのプレッシャーは強くないと思われます。
一方、マクラーレンはホンダに責任を転嫁しようとするあまり、散々「シャシーはトップクラス」と公言し、失笑を買ってきました。
そして、今年は昨年優勝したエンジンを手に入れました。
トップクラスのシャシーに優勝出来るPUの組合せですから、少なくともトップ3に食い込む速さを見せないと、エリック・ブーリエやザク・ブラウンの口車に乗せられて(失礼!)契約したスポンサーや現在交渉中のプロスペクトが黙っていません。
よって、スポンサーやプロスペクトに今までのコメントが嘘でない所、即ち、トップ3に匹敵する速さを見せる必要性があったと思います。
最近、過度な期待はしないと言い出しましたが、ホンダだけに責任を押し付ける為にある意味手段を択ばず、結果として車体側に過剰なほどの期待を煽ったのは自分達ですから、速さを見せる為なら、それこそ手段は選ばないのでは無いでしょうか。
それを踏まえて、考えられるのは、以下くらいかなと思います。
最後のアタックでは壊れても構わないと最大出力設定で走った。
(既に2度エンジンを載せ替えているので、壊れても「またか!」で済み、不審がられないでしょう。)
更に、バラストを全て下し、最低重量を大きく下回る車重で走った。
ルノーが予選シミュレーションでも通常出力設定だったとすれば、上記.の可能性はかなり高いと思います。
さらに、昨年までのマクラーレンは非常に軽く仕上がっており、かなりの重量のバラストをかなり自由に配置していた説もありましたので、予選では使えない手ですが、バラストを下して、0.5~1秒くらい詰めた可能性もあると思います。
(というか、あの2人はそれくらいやりそうです。)
本当の実力はロングランの通りで、それでも壊れる可能性があるなら、予選はPU交換覚悟で超予選モードで来るかも知れません。
とか何とか言っても、週末には明らかになります。
楽しみですね。