大相撲春場所の8日目を迎えた本日3月18日、東十両14枚目、貴乃花部屋の貴公俊(たかよしとし、20)が取組後、支度部屋で付け人に暴言を吐きながら、複数回、顔などを殴打していたことが目撃されていたそうです。
今場所、貴乃花親方は会場に現れてもすぐに帰ってしまっていますが、今日も帰った後の出来事だったようです。
また、支度部屋にいた力士はその様子を見ていたが、止めた力士はいないそうです。
下の記事といい、全く改善されていないことが分かります。
峰崎部屋の件は示談協議中だったため、公表しなかったのだそうです。この論理(決着するまで公表しない)からすると、刑事事件であっても捜査中は公表しないという事になります。
貴公俊についても示談協議を始めれば、報道後でも協会としては公表しないのでしょうか?
人生の大半を相撲協会という閉じた世界で過ごし、一般教養や一般常識の欠片もない親方達が協会の運営に携わるのは、無理がある事が、また露呈してしまいました。
さて、貴乃花親方です。
暴力絶滅の為に、あれだけ声高に暴力事件について筋の通った対応を要求していた貴乃花親方の弟子が、それも親方が職場放棄で
不在の時に暴力事件を起こしたとなると。。。
実際には、過去に貴乃花親方も暴力事件を起こしており、貴ノ岩の件は白鵬独裁を打倒する為の道具として利用した側面は否めませんが。
貴乃花親方の事件に対する今後の対応(警察に届けるのか?付け人に貴公俊を訴えさせるのか?etc)に注目が集まるでしょうし、暴力を振るった弟子に対する育成責任をどう取るのか、さらに、本来場内に居るべき親方が不在であったという監督責任をどう取るのか、これまでの主張と整合性のある対応が求められます。
個人的には、あれだけ言って来た以上、傷害事件として警察に届けた上で、親方としての責任を取り、廃業するしか無いように思います。
このまま相撲界に残っても、一門の親方は勿論、弟子や下手をすればおかみさんも付いて来ないでしょう。
しかし、貴公俊の行動も腑に落ちません。
自分の親方が貴ノ岩の事件で何を言って来たのかくらいは分かるはずです。
付け人に落ち度があったとしても、申し開きの出来ない公衆の面前である支度部屋で暴行に及べば、親方にどういう影響があるかは多少は想像出来るでしょう?
一連の騒動で貴公俊の心は貴乃花から完全に離れていて、さらにそこを付かれて相撲協会の手先に成り下がっていたと下衆の勘ぐりさえしたくなります。