11月29日、日馬富士が引退届けを提出、協会が八角理事長曰く「断腸の思い」でこれを受理、その後、伊勢ケ浜親方と日馬富士による引退会見が行われました。
日馬富士の引退会見の要旨
(青字は個人的な突っ込みです。)
貴ノ岩に怪我を負わせた事に対し、横綱として責任を取り、引退する
→暴力を振るった事に対する責任ではない訳ね
礼儀・礼節をただす事は先輩の義務
→人を物で殴るのが礼儀正しい人間のする事か?
翌日には、叱ってくれるお兄さんいることに感謝して、頑張れよ、と握手した
→礼儀・礼節の意味を知らないからといって横綱を叱ってくれる人間がいないのは不幸だけど。。。
後輩を思ってやったのが行きすぎたことになった
→自分こそ礼節を弁えましょう
貴ノ岩には、心から礼儀と礼節をちゃんとした生き方をして欲しい
→辞書で礼儀と礼節の意味を調べて、礼儀と礼節をちゃんとした生き方をして欲しい
お酒を飲んで人を傷つけたり暴れたり、酒癖が悪いといわれたことはない
→暴れた事があっても相撲協会が無かったことにしちゃうけど
→横綱に酒癖の悪さを指摘できる人間など居る訳ない
礼儀がなってなくて9針なら、酒癖なんて言ったら殺されちゃうでしょ
貴ノ岩に対する謝罪は基本的に無し
伊勢ケ浜親方のコメント
どうしてこういう事になったのか、不思議でならない
→暴行傷害事件を起こしたからで、何が不思議なのか理解不能
礼儀礼節の意味を教えなかったからかも。
引退を免れられると思っていたのか?
この二人の会見から、二人とも
・問題は、ちょっとやり過ぎて、怪我をさせてしまった(事が明らかになった)事
であって、
・暴行そのものは全く問題だとは思っていない
という事です。
また、11月30日、相撲協会の危機管理委員会が
「シャンパンのボトルを振り上げたが、手から滑りボトルでは殴っていない」
という中間報告をしたようです。
警察も傷口の形状から、凶器は丸い瓶状のものでは無く、例えばカラオケのリモコンのような、角のあるものと見ているとの情報もありました。
両者を総合すると、
シャンパンのボトルを振り上げたが、手から滑り落ちた為、代りにカラオケのリモコンを手に取り、殴打した
という事になります。
一度手にしたモノで殴るより、別のものに握り替えて殴る方が、より悪質で確信的だと思います。
少なくとも、素手で与えられる以上のダメージを何としても与えたかったと判断せざるを得ません。
となると、客観的には殺人未遂以外の何ものでも無いように思います。
その場にあったのがリモコンでは無く、瓶よりも殺傷能力の高いものが有ったら、それを使用していたかも知れない、という事ですから。
危機管理委員会の報告ではそういった事には触れていません。
そもそも暴力そのものが問題であると認識していれば、殴った事こそが問題で、何で殴ったかは余り問題では無いように思うのですが。
事件隠蔽委員会の間違いかと思ってしまいますね。
協会が暴力事件を問題視するのは、それが明るみに出る事により協会の体質等がバッシングされ、幹部の責任問題に発展するから、であって、叩かれない=明るみに出ない、なら、どんな暴力事件であろうと、八百長であろうと、賭博であろうと問題無しと思っているとしか解釈のしようがありません。
ちなみにリモコン、リモコンと言っていますが、
カラオケの選曲用でしょうから、上のようなものでは無く、下のようなものだと思います。
うーん、十分殺傷能力がありそうです。
普通の人がこれで複数回殴られたら、死んでも不思議じゃないですよね。