基本的には室内に置きっ放しのEscape R3ですが、メンテナンススタンドも有った方が便利という事で買ってみました。
一口にメンテナンススタンドといっても結構種類があります。
本格的なものでは、スタンド部分が
(1)三脚のもの
(2)V字型のもの
保持の仕方が
(a)トップチューブをクランプするもの
(b)トップチューブを2か所で支えるもの
ディスプレイが主のものとメンテナンスが主のものに分かれるようで、ディスプレィメインのものの方が安価です。
これらであれば、モビファイブのメンテナンスにも使えますが、安価とは言っても4~6,000円、メンテナンス用のものは1万円前後します。
購入を検討したのは、リアハブを挟み込むタイプのスタンドで、約600円~約2,000円。
似たような構造でチェーンステーを保持するタイプのものもあり、そちには1,500円前後です。
購入の際に、気を付けなくては行けない点は、ハブの幅とクイックリリースのサイズです。
Escape R3のホイールはフルクラムなので、クイックリリースも当然フルクラム製ですが、フルクラムやカンパニョーロ、マヴィック、ボントレガーなどはクイックリリースのレバーが大き過ぎるようで、1,000円未満で購入可能なスタンドには下記のような注意書きが書かれています。
一般的なクイックリリースの自転車向けスタンドです。カンパニョーロ(CAMPAGNOLO)、マヴィック(MAVIC)、FSA、フルクラム(FULCRUM)製などにはお使いいただけません。写真の受け部分のサイズをご確認のうえ、ご注文下さい。
とは言え、装着部分は比較的柔らかいプラスチックなので、削ってフルクラムやカンパニューロで使っている方も多いようです。
フルクラム正式対応を謳っているのは、MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド [DS-30CFB](2,000円前後)だけのようです。
型番のCFBは、カンパニョーロ(CAMPAGNOLO)、フルクラム(FULCRUM)、ボントレガー(Bontrager)の略ですね。
DS-30CFBには上記2種類のカップリングが付属するようです。
DS-30BLTのカップリング
非対応製品(DS-30BLT)との違いは開口部の広さでは無く、クイックリリースが収まる内径がDS-30BLT 22mmに対して、DS-30CFB 24mmと大きくなっている事のようです。
ただ、この製品のレビューを見ると、緩過ぎる!、という方がかなり大勢いらっいしゃいます。
最悪加工に失敗して使えない事を覚悟で600円を加工するか、緩過ぎを覚悟で2,000円払うか・・・
という事で、前者を選択しました。
購入したのは、
ガレージゼロ GZMT44 自転車ディスプレイスタンド 折り畳み式2
サイズ:高さ430mm、幅350mm ※組み立て時の高さではありません。
ハブ幅:約13cmから16cmに対応
保持部分の厚みは、(2.5cm-1.8cm)÷2=0.35cm
ガレージゼロには、下記のような製品もあります。
GZMT02 自転車ディスプレイスタンド折り畳み式
サイズ:高さ420mm、幅320mm ※組み立て時の高さではありません。
ハブ幅:約13cmから16cmに対応
保持部分の厚みは、(2.6cm-2cm)÷2=0.3cm
AZ 自転車用ワークスタンド 折りたたみ式 KF202もGZMT02と同じOEM元の製品だと思います。
違いは上記の通り、サイズ、特にスプロケ側ホルダーの長さの違いによる幅の違いです。
スプロケ側ホルダーが長い方がメンテナンスに都合が良いと考え、そちらを選択しました。
開口部です。14mm弱でしょうか。(公称14mm)
加工前
加工後(開口部を削りました。)
保持部分がかなり拡がっていますね。
無理やり押し込んだ感がかなり強いです。
ですが、18mmでこの状態なので、24mmだと緩過ぎだと思います。
22mmくらいが適正かも知れませんね。
そのうち、保持部分が折れるかも知れません。
折れたら、カップホルダーだけ部品で購入できないか、ガレージゼロさんに聞いてみたいと思います。