テレ朝 ドラマスペシャル 探偵少女アリサの事件簿 | masashik0305のブログ

masashik0305のブログ

ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

1月28日 テレビ朝日 ドラマスペシャル『探偵少女アリサの事件簿』が放送されました。
 
原作は東川篤哉の『探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて』という事になっています。
 
が、登場人物名くらいしか踏襲していない感じです。
 
主人公は本田真凛の妹 本田望結。
 
世界的な探偵を両親に持ち、父親の代りに事件を解決するような天才少女です。
何かとシャーロック・ホームズの言葉を引用して、ほとんど名探偵コナンの少女版ですね。
原作では毛利蘭か少年探偵団のような役回りの便利屋 橘良太とは初対面という設定です。
 
事件は絶海の孤島で連続殺人が起こります。
主役の名前アリサにちなんでか、不思議の国のアリスの内容に見立てた見立て殺人で、この辺りは「金田一少年の事件簿」のようです。
 
アリサですが、犯人像を冷静に推理していたかと思えば、急に怯えて泣き出したり、キャラクターが意味不明です。
 
事件は、20年前にある政治家の次男の生体腎移植を行い、ドナーの少女が亡くなった事に端を発します。
ドナーの少女の父親(宮川一朗太)は芸術家で自分の作品が世に出る事と引き換えに自分の娘をドナーとして提供したのですが、その移植に関与した人間が被害者でした。
 
事件の背景は政治家の長男が橘の訪問で打ち明けます。
犯人は少女の父親と元弟子、相棒の大河内監察官 神保悟志が共犯で、それは孤島の屋敷の家政婦だった京都地検の女、名取裕子とアリサが2人の会話を目撃して明らかになります。
うーん、謎解きの要素は皆無ですね。
 
最後は神保さんが宮川一朗太を毒殺、名取裕子を人質に逃亡するのですが、名取裕子に逃げられ、警察に追い詰められて自殺して、事件は幕を閉じたかに思われました。
 
が、実は名取裕子はドナーの少女の母親で、その口から事件の全貌が語られます。
 
少女の父親の元弟子、の口から娘が父親に金でドナーにされた事などを聞き、移植手術の関係者及び宮川一朗太への復讐を決意したというものでした。
 
が、ハウダニットなどはやはり一切語られません。
唯一アリサが推理、というか想像したのは、元弟子の神保さんが名取裕子を愛しており、名取裕子を守るために、自殺した、というところだけでした。
 
これではミステリーでも何でも無いですね。
ネットの評価も最悪です。
 
このクオリティの低さだと、逆に現作に対する興味が高まるような気がします。
現在、原作のコミック版第一巻が無料配信されていますので、原作も確認してみたいと思います。