昨年の5股だか6股に続いて、狩野英孝が17歳の少女との淫行疑惑で無期限の謹慎となりました。
狩野の会見の要旨は、
1. 当初少女が22歳と言っていた
2. 友人関係より深い大人の付き合いをしていた
3. 何かおかしいと思い、問い詰めたら10代と答えた
4. その時点で友人関係に戻った
5. 少女や少女の父親から謝罪された
行為について明確なコメントをしていませんが、していなければ否定すれば良いだけの事なので、否定していないという事実が全てでしょう。
当初少女が22歳と申告していた事や少女や父親が謝罪している事から、狩野は被害者、という見方もあり、狩野自身も年齢を知らずにやった事であれば問題無いと思っているようです。
また、交際しただけで淫行疑惑報道なんて酷い、という知能レベルを疑うコメントも見掛けました。
さて、殆どの自治体の淫行条例では、相手の年齢を知らなかったとしても、処罰は免れない、と明記されています。
悪法でも法は法、狩野は懲役2年以下または100万円以下の罰金(自治体で異なりますが)という事になります。
どこの条例が適用されるのかも気になりますね。東京都だけは知らなければセーフらしいですから。
相手も居住地なのか、加害者の居住地なのか、事に及んだ場所なのか。。。
婚姻を目的とした真摯な交際関係があれば、淫行条例違反を免れる事が出来るようですが、
当事者同士の主張だけではダメなようで、両親の了解なども必要なようです。
今回のケースでは、実年齢が発覚した時点で結婚を前提とした交際とし、先方の両親に挨拶をするなどしていれば、問題にならなかった可能性が高いです。
狩野が言うように恋愛感情があったとすれば、出来ない話では無かったと思うのですが、狩野のいう「恋愛感情」とは、肉体関係の対象に対する感情の事なのでしょう。
今回はある意味双方被害者であり加害者という事件です。
少女は条例的には被害者ですが、狩野を騙して芸人生命を窮地に追い込んだ加害者でもあります。狩野は条例的には加害者ですが、言っている事が真実であれば騙された被害者でもあります。
元々、児童買春防止目的で作られた条例で、児童買春防止法が成立した現在、存在意義が薄くなり、且つ、婚姻可能な年齢でも対象となる悪条例ですから、見直す契機になって欲しいですね。