「キャリア~掟破りの警察署長~」終了 | masashik0305のブログ

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とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

「キャリア~掟破りの警察署長~」が終わりました。

 

前回、23年前の遠山の父親殺害事件の真犯人が当時の副総監の息子 桐島真司(中村俊介)である事、当時その事実の隠蔽に加担したのが、遠山を何かと気にかけていた長下部警視監である事が判明し、桐山を発見した南係長が桐山に撃たれて重傷を負う、というところで終わりました。

 

キャリアである長下部警視監が、警視もしくは警視正と推測される30代半ばに現場の刑事とコンビを組んでいたという非現実的な設定はさて置き、今回も突っ込みどころ満載です。

 

桐山は副総監とは不仲で、事件の隠蔽も「警察への信頼の維持」という建前で、実際は単なる保身の為に行われており、桐山本人に事件を隠蔽する意思は全く無く、顔を見せた上で南係長を撃っています。

 

勝手に隠蔽している警察上層部は、替え玉を立て、更に意識の戻った南係長の桐山に撃たれたとの証言に対し、恨みによる虚偽の証言で片付けようとするのですが、この程度で隠蔽できる訳がありません。

マスコミにリークでもすれば、文春砲炸裂確定で、真犯人逮捕よりもダメージは深そうです。

 

結局、桐山は逮捕されるのですが、チーム隠蔽(トップは副総監、階級は警視監)が遠山に「何階級特進が望みだ?」と取引を持ち掛けます。

 

遠山は警視長ですから、階級として上は警視監と警視総監だけです。

特進=特別昇進とは2階級以上に使用する言葉ですから、警視総監もしくは警察庁長官という事になります。

 

副社長が、社長か会長に昇進させてやる、と言っているようなもので、あまりにバカすぎるシナリオで、脚本家のレベルの低さに唖然としてしまいます。この辺りにもフジの低迷の原因があるのでしょう。

 

と、真剣に見るには値しないドラマでしたが、先のように笑える設定等、ナンセンスなコメディとしてみれば、そこそこだったように思います。

 

それはそうと、最近、中村 "浅見光彦" 俊介は犯人役での出演が多いですね。

 

真犯人に自裁を示唆したり、何十人もの犯人の自殺を黙認して来た、最強の偽善者 浅見光彦役で鍛えた演技力で、犯人役にも違和感がありません。

 

さて、1月からの新クールは、キムタク主演で爆死の程度にしか興味の沸かない「A-Life」、キムタクより数字が取れるのかしか興味の沸かない「銭の戦争」、ダークナイト降板で早くもケチの付いた「就活家族」など、見たいと思わせるドラマが皆無です。

 

「相棒」と「三匹のオッサン3」でも見て過ごすことにしますか。